ACLのグループステージ東地区が開幕し、G組の横浜F・マリノスは仁川(韓国)に2―4で敗れた。MF西村拓真、FW宮市亮のゴールで前半を2―2で折り返したが、後半に2失点し、ホームでまさかの黒星発進となった。

<ACL 横浜・仁川>前半、ゴールを決める横浜・宮市(右)(撮影・西海健太郎)
前半8分にオウンゴールで先制点を許すと、2、3失点目はいずれも相手のカウンター攻撃から失点した。事前の分析通り、相手はカウンター狙いのサッカー。MF喜田拓也をアンカーにし、西村と吉尾海夏を2列目に上げる攻撃的布陣を採用したが、守備のミスが重なったマスカット監督は「このような結果になってしまって非常に残念です。相手の敵陣でボールを握っている時に切り替えを注意しないといけなかった。簡単に相手にボールを渡して、簡単に決められてしまうところは修正しないといけない」と振り返った。
DF角田涼太朗は「ホームでふがいない試合をしてしまった。相手のやってくる戦い方は分かっていたのに、相手を上回ることができずにやりたいようにやられてしまった」と反省。CKから西村と宮市の得点をアシストした吉尾も「前に人数をかけた時のリスク管理が足りなかった。警戒しながらやられてしまった」と話した。
一方、この試合で採用した新布陣について、西村は「新しいチャレンジ。あの形もあるとポジティブに受け取っている。試合状況によっていろんな形があれ強いと思う」と前向きに受け止めていた。