CESでソニーの新しい有機ELテレビをチェック! - 2018年のBRAVIA、進化点を探る

CESでソニーの新しい有機ELテレビをチェック! - 2018年のBRAVIA、進化点を探る

  • マイナビニュース
  • 更新日:2018/01/12
No image

●有機ELテレビに新モデル「A8F」

ソニーはCES 2018にて、アメリカで発売を予定するテレビの新製品を発表しました。2017年のCESで大いに注目を浴びた有機ELテレビもラインナップを拡大します。

ここでは、4K/HDR対応の有機ELモデル「A8F」のほか、液晶テレビ上位 (日本国内では9000番台のクラスに当たる)モデル「X90F」について詳しい内容を見ていきましょう。2018年に日本で発売される新しいBRAVIAに関するヒントもあるはず。

○設置スタイルを一新した有機ELテレビ

有機ELテレビは、アメリカでもフラッグシップラインとして発売されているA1シリーズに続くかたちで、A8Fシリーズが5月頃に登場を予定しています。A1シリーズは77 / 65 / 55型の3サイズですが、A8Fシリーズは65型が3,500ドル (約39万円)、55型が2,500ドル (約28万円)と2サイズの予価が発表されています。

なぜ型番が「1」から「8」にいきなりジャンプアップしたのか? ソニーのテレビ担当者に訊ねてみましたが「理由は特にない」みたいです。

A8Fシリーズには、A1シリーズに採用していたソニー独自の4K対応高画質プロセッサー「X1 Extreme」が搭載されます。アルゴリズムを有機ELテレビに最適化したことで、パネルの実力を最大限に発揮。没入感あふれる映像を再現します。

○A1とA8Fの違いは?

デザインはA1シリーズから変更されています。A1シリーズは、卓上カレンダーのように背面のスタンドを引き出して、画面を5度ほど斜めに傾けて設置するデザインでした。「十分好評をいただいていましたが、中にはわが家には置けないという理由で購入を諦めた方もいたことから、A8Fはスリムなテーブルトップスタンドを使って置けるデザインに仕上げています」(ソニー担当者)

テーブルトップスタンドは非常に薄く、パネルは狭額縁フレームを採用しているので、テレビラックの上においてもまるで映像だけが宙に浮いているような視聴感が楽しめます。ケーブルを接続する端子類の位置も、本体の背面から側面に変更されているので、取り回しがすっきりとシンプルにできます。

「A1シリーズとA8Fシリーズに、どちらかが上位・下位という位置づけはありません。アメリカでは設置スタイルを選べるラインナップとして両方を販売します」(ソニー担当者)

画質の面でスペック上の変更はありません。同じ映像プロセッサーを搭載し、有機ELパネルも同世代のデバイスが使われています。ただ、A1シリーズが発売された後に、ソニーのエンジニア陣がブラッシュアップしてきたノウハウは、新しいA8Fシリーズに成果として盛り込まれるとのこと。A1シリーズにもソフトウェアアップデートなどでこれを段階的に追加していくこともできるようですが、実際に行うかどうかは検討が必要とソニーの担当者が答えています。

○アメリカモデルはGoogle アシスタントに対応。日本はいつ?

音響システムは、パネルを振動させて音を出す「アコースティック サーフェス」がA1シリーズと同様に搭載されます。スマートOSのプラットフォームはAndroid TV。北米ではA1シリーズにソフトウェアのアップデートで「Google アシスタント」が追加されました。付属のリモコンで音声によりアシスタントを呼び出し、スマートスピーカーとほぼ同じことができるようになるといいます。ただテレビの場合はディスプレイがあるので、Google フォトの写真やYouTubeを再生したり、Duoでビデオ通話などもできるようになりそうです。

日本におけるBRAVIAのGoogle アシスタント対応はいつ頃になるのでしょうか?ソニー広報に確認したところ、回答は「未定」。現時点ではアメリカのみ対応しており、今後ほかの地域についてはユーザーのニーズや市場の状況をみながら判断していくとのことでした。日本国内ではまだスマートスピーカーの「Google Home」も発売されたばかりなので、BRAVIAで同じことができてしまうと、ユーザーにとってはかえってわかりにくくなるかもしれないですしね。

●液晶テレビの進化点は?

○表現の切れ味が増した液晶テレビ

液晶テレビのX90Fシリーズには、最上位の「ZD9」シリーズ (日本モデルはZ9D)と同クラスの高画質エンジン「X1 Extreme」が搭載され、画質が大きくステップアップします。ラインナップは85 / 77 / 65 / 55 / 49型の5サイズで、アメリカには3月から順次投入される予定です。日本のマーケットにも確実に登場することになるモデルですが、発売時期など詳細については現時点で明らかにされていません。

高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO」は輝度の表現幅が拡大されます。効果としては、4K/HDR映像の明暗再現がより自然に、階調も滑らかになり、よりリアリティのある映像を実現できます。

そして新技術の「X-Motion Clarity」によって、オブジェクトの動きが多く含まれるスポーツ映像などのコンテンツが、よりブレ感を抑えながらクッキリ、シャッキリと再現できるようになります。

アメリカでは、X90とフラッグシップのZD9がしばらくの間併売されることになります。ZD9シリーズに「X-Motion Clarity」が追加される予定はないそうなので、X90Fシリーズはかなりコストパフォーマンスの高いお買い得なテレビということになるかもしれません。もちろんZD9の良さはほかにもたくさんあるのですが、動画再現の切れ味については、次世代のフラッグシップモデルでさらに改善されることが期待できそうです。

○新しい映像処理プロセッサーにも注目

CES 2018では、次期BRAVIAに搭載される最新の映像処理プロセッサー「X1 Ultimate」も発表されました。

会場では「プロセッサーの高い処理能力が活かせる一例」として、最新プロセッサーを組み込んだ85型8K液晶ディスプレイの試作機によるデモも紹介されました。

現行プロセッサー「X1 Extreme」と比べて約2倍のリアルタイム画像処理能力を持ち、有機ELと液晶それぞれのパネルの特性を最大限に引き出した画づくりが可能になると、ソニーの担当者がその効果をアピールしています。2018年は夏にサッカーのFIFAワールドカップが控えているので、その頃までに次世代のBRAVIAが日本で発売されていることを期待しましょう。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

IT総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
増田さんって誰? ネットでよく見る謎の人物「増田」の正体
超人気アダルトサイトが2017年をまとめた統計レポートを公開、日本人ユーザーのフェチも明らかに
スーパースローでブラウン管テレビの写り方を撮影するとどんなふうに見えるのか?
ビル・ゲイツもジョブズも知らない女子高生、「はじめてのパソコン」を買う
この冬最注目のスマホ『HUAWEI Mate 10 Pro』の実力を動画で解説!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加