新型iPadがグッと安くなって3万7800円から! 買っても大丈夫か?

新型iPadがグッと安くなって3万7800円から! 買っても大丈夫か?

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2018/06/20
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新型iPad、買うべきか見送るべきか?

◆~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第3回~

新型iPadが発売されて、2か月が経過した。いつものようにたくさんのメディアに取り上げられたが、やはり今回の一番のウリは価格。スペックにもよるが3万7800円~とお手頃なのだ。しかし安くなると、普段iPadは高いと言っている人たちは「安いiPadは大丈夫なのだろうか?」と思い始める。筆者も知人から「新しいiPadどうなの?」と聞かれることが多い。そこで、今回は新型iPadについての解説と、買うのであればどのモデルがオススメかをご紹介したい。

◆新型iPadのライバルiPad Proと比較する

現行のiPadは、7.9インチのiPad mini 4、ハイグレードなiPad Proが10.5インチと12.9インチの2モデル、そして今回発売された9.7インチの新型iPadの4ラインナップとなる。選択肢としてライバルになるのが10.5インチのiPad Proだろう。もちろん、価格は大きく異なる。最安で比較すると、iPad ProはWi-Fiモデルの最小容量である64GB版が6万9800円、一方、新型iPadは32GB版があり、3万7800円となっている。

そこで気になるのが性能だ。ビジネスの展開上、当たり前だが両者には明確に差が付けられている。新型iPadにはディスプレイの反射防止コーティングはないし、色をキレイに表現する広色域ディスプレイ(P3)やTrue Toneディスプレイにも対応していない。iPad Proはフルラミネーションディスプレイといって液晶とガラス面を一体化しているが、新型iPadは従来通り別々のパーツになっている。CPUもiPad ProのA10X Fusionチップに比べ、A10 Fusionチップとなっている。

カメラの性能も大きく異なる。iPad Proはアウトカメラが12Mピクセルで光学手ぶれ補正あり、4K動画撮影、インカメラが7Mピクセルなのに対して、新型iPadはアウトカメラが8Mピクセル、光学手ぶれ補正なし、1080P動画撮影、インカメラが1.2Mピクセルとなっている。しかもスピーカーもTouch IDも最新のものではない。

◆実際に新型iPadを買って使ってみたところ…

このように、わざとデメリットを列挙してみたが、実際のところ普通に使うぶんにはそこまで困ることはなさそうだ。それはそのはず、新型iPadはiPhone 7/7 Plusと同じくらいの性能で、iPhone 6と比べるとCPUは2倍、グラフィックスは2.7倍高速になっている。もちろん、どんなアプリもサクサク動く。

そして、価格の次に大きなウリになっているのがApple Pencilに対応したことだ。iPad Proと一緒に登場したペンデバイスで、超滑らか&高速描画ができるので人気を集めている。実は、iPadはコストダウンの一環で、iPad Proと比べるとディスプレイの性能が低く抑えられている。そのため、ペン先と描画部分がわずかにずれていたり、素早くペンを動かすと追従できないことがある。

とはいえ、実際に使ってみたところ、とても自然に描画できる。ガラス面はツルツルしているので、紙のようにとはいかないが、それでももっさりした感じは受けない。新型iPadがついてこれないほど早くペンを動かすことはほとんどないだろう。ただし、筆圧の強い筆者がいつものように文字を書くと、コツコツと音がするのは気になった。事務所やカフェでは問題ないが、取材時や図書館で利用する場合は、静かにタッチするように意識する必要がありそうだ。

もちろん、絵を描くのも習字をするのもとても楽しい。仕事では、ラフを描いたり赤字を入れるのがとても楽になった。コレまでは紙に印刷して、ペン書きし、スキャンしてから送信していたのが、ダイレクトに作業できるようになった。

Apple Pencilのトップはキャップが外れるようになっており、中のライトニング端子を直接iPadに装着できる。ペアリングも充電もこの状態で行う。ちょっとかっこ悪いし、折れそうだし、キャップをなくしそうなので、延長ケーブルなり収納ケース付きカバーなりが欲しいところだ。

iPhoneよりも大きな画面で色々やりたい、と思っているなら新型iPadは買い。もちろん予算に制限がなかったり、本格的に絵を描くならiPad Proのほうがいい。そうではなく、普通の人が普通に使うなら、安いにこしたことはない。

◆オススメは最安の32GB、Wi-Fi使いの割り切りモデル

容量は32GBが3万7800円で、128GBが4万8800円。当然、ストレージが大きいほうが快適に決まっているが、インストールするアプリや保存する動画をコントロールすることで、32GBで使うのほうをオススメする。1万1000円の差はでかい。写真のビューワーとして使いたいなら、クラウドストレージを利用すれば端末の容量を消費せずに済む。

筆者はiPhoneに、常に1000個以上のアプリをインストールしてレビューしているが、新iPadには必須の140個ほどをインストールした。その時点で使用容量は20GB。32GBモデルだとしても、12GBほどの余裕があるので、問題なく利用できるだろう。

Wi-FiもしくはWi-Fi+Cellularモデルかも悩みどころ。本体の差額は1万5000円だ。Wi-Fi+Cellularモデルにデータ通信用の格安SIMを入れれば、Wi-Fiなしでも即通信が可能となる。屋外で利用するなら超絶便利だ。とはいえ、屋内での利用がメインであれば、Wi-Fiで使うと割り切り、安く済ませるのも手だ。

また、Apple Pencilはとても大きな楽しみではあるが、価格は1万800円となかなかお高い。初日だけいじって後は持ち歩かなくなりそうな気がするなら、とりあえずなしでもいいと思う。アップルストアや量販店で触ってみて、物欲が高まったら後で買えばいい。もちろん、絵を描いてみたいというニーズが最初からあるなら、セットで購入しよう。

新型iPadは、驚きの新機能などは搭載していないが、そのぶん安心のクオリティを実現している。コストパフォーマンスは文句なしに最高であることは間違いない。アップル製品は時間が経ってもほとんど値落ちしないので、欲しいと思った時が買い時だ。 <文/柳谷智宣>

【柳谷智宣】
お酒を毎晩飲むため、朝出勤する会社勤めが無理ということで20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープンし、国内外5店舗を展開。2年前には海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げた

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