一眼レフ&ミラーレスカメラ入門!脱オートでマニュアル撮影のススメ

一眼レフ&ミラーレスカメラ入門!脱オートでマニュアル撮影のススメ

  • @DIME
  • 更新日:2017/09/16

「一眼カメラを買ってみたものの実は思ったよりキレイに撮れていない」、あるいは「これならスマホで撮った写真の方が……」なんて人もいるかもしれない。

最近のカメラは優秀なので、オートでも大抵の場合でキレイな写真が撮れます。でも、それはカメラにとって条件が良い環境で撮影した場合の話。暗い室内、明るすぎるギラギラの太陽光などといった悪条件が加わってくると、カメラだけでは対応できなくなります。

こうした場合には人間が手を加えてやる必要があるのですが、どこをどうすればどうなるのか、分からない人が多いのではないでしょうか? オートで撮影していると、ここらへんの知識はなかなか身につきません。

そこでマニュアル撮影です。マニュアルなら、写真の基礎のひとつ『露出の三角形』に対する理解が深まるはずです。この基礎をおさえれば、あなたの写真レベルはワンランクアップするでしょう。そして、カメラがもっと楽しくなるはずです。

■撮影モードを『マニュアル(M)』に設定

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一眼レフ、ミラーレスなどのレンズ交換式デジカメなら、基本的に上の写真のようなダイアルが付いていると思います。ここで撮影モードを設定します。カメラによって項目や名称は変化しますが、おさえておくべき以下の4項目は大概あるはずです。

P:プログラムオートモード
A(またはAv):絞り優先モード
S(またはTv):シャッタースピード優先モード
M:マニュアルモード

各項目の違いは、この段階では置いておきましょう。とりあえず、このダイアルで『M』を選択します。そうすると、露出(明るさ)を自分で調整するマニュアルモードになります。カメラは、被写体に反射した光(または影)を記録する機械です。明るさとは、写真におけるど真ん中の要素のひとつなのです。

■『M』であなたが調整すべき項目

『M』で明るさを調整するために、あなたが設定すべき項目は3つ。

○シャッタースピード

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シャッターが開いている時間の長さです。カメラの方では「SS」などと表記されているかと思います。この数字が大きくなるほどシャッタースピードが速くなります。つまり、シャッターの開いている時間が短いわけです。光をカメラに取り込める時間が短くなるため、シャッタースピードが速いほど写真は暗く、遅いほど明るくなります。
【数字が小さい=写真が明るい】

○絞り値(F値)

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レンズ内の羽根を開け閉めすることで、明るさが調節できます。「F」の数字が小さくなるほど開き、大きくなるほど閉じていきます。開いている方が光を多く取り込めるため、写真が明るくなります。
【数字が小さい=写真が明るい】

○ISO

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光に対するセンサーの感度。この数字を上げるほど、写真は明るくなります。「イソ感度」などと呼ばれます。
【数字が大きい=写真が明るい】

■明るさ以外にも影響する各項目の数値

ちょっと待てよ、と。

何で3項目をいじらなきゃならないのか。明るさを調整するだけなら、どれかひとつでいいじゃないか。筆者は最初に露出の三角形を知ったときに、そう思いました。しかし、やはり3つの項目をいじらねばならないのです。なぜなら、これらの項目は明るさ以外の要素にも影響を与えるからです。

○シャッタースピード

シャッタースピードが遅くなるほど、手ブレのリスクが高まります。シャッターが開いている時間が1/8000秒なら、1/8000秒間静止できれば手ブレしません。ですが、極端な例ですが10秒間シャッターが開いていたなら、10秒間静止していないと写真はブレてしまいます。

被写体が動いている場合も同様です。スポーツ、走り回る子供など被写体が静止してくれない場合は、シャッタースピードを速くしないとブレてしまいます。

○絞り値(F値)

基本的には、絞り値が小さいほど背景がボケやすくなります。日本人は背景ボケが好きです。美しい背景ボケの写真を撮りたいがために、一眼カメラを買った人もいることでしょう。ボケに関しては色々な要素が入りますが、他の要素が同じであれば、絞り値を小さくするほど背景がボケると考えて良いでしょう。

ちなみに、この写真のボケ味は世界各国で「BOKEH(ボケ)」と呼ばれています。もちろん日本語が語源です。ボケと言えば日本なんです。

○ISO

イソ感度は最も純粋に明るさに影響する項目ではあるのですが、上げすぎるとノイズが発生して画質が低下するというリスクを抱えています。ノイズをどこまで許容するかは撮影者の好みや被写体によって変わり、またどこまで上げるとどの程度のノイズが発生するかは状況やカメラの性能によって変わります。ここはひたすら撮って、上限を自分で見つけるしかありません。

つまり「もうちょい明るくしたい→しかし子供がはしゃぐのでシャッタースピードはもう少し上げたい」

「背景をボカしたい→しかし太陽の光が強くて全体的に真っ白なのでもう少し暗くしたい」

など、あちらを立てればこちらが立たずというような状況で、なんとか写真を成立させるために、各項目を自分で微調整できるのがマニュアルモードなのです。オートでは対応しきれなかった妥協点を探ることができます。

■「適正露出」を目指せ

各項目を自分で設定する。これにより撮影にゲーム性が加わり、一気に面白味が増してきます。とは言え、初心者には自由度が高すぎるため路頭に迷う恐れがあります。ですが、心配はありません。カメラがゴールを設定してくれています。

それが「適正露出」です。

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写真内の画面中央下部にある目盛りに注目してください。これは露出(明るさ)を示しています。上の写真では「+3」になっており、+(プラス)は「明るすぎる」、-(マイナス)は「暗すぎる」とカメラが判断しているということです。これが下の写真のように「±0」となるように調整します。カメラが「ちょうど良い」と判断したポイントです。まずはここを目指しましょう。

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■カメラには機械いじりの楽しさがある

『写真』は最終的にアートなので正解はなく、追及するほどに無限の広がりを見せます。ですが、『カメラ』は機械であり、ガジェット好きにとって最高のおもちゃです。「良い写真」は曖昧な存在で、最初から求めるのは難しすぎます。まずは明るさなどを整えた「正しい写真」を目指すことで、よりカメラを楽しむことができるでしょう。

マニュアルで撮れるようになれば、自然と他の撮影モードも使いこなせるようになります。状況によってはオートの方が良い場合も多数あります。そうして、撮れる写真の幅がどんどん広がっていくはずです

それでは、ステキなカメラライフを!

取材・文/太田史郞

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