お値段なんと73万円!最高峰家庭用ミシンのお手並み拝見

お値段なんと73万円!最高峰家庭用ミシンのお手並み拝見

  • @DIME
  • 更新日:2016/11/29

みなさん、ミシン使ってますか?

使ってない!? もったいないですね。まるで3Dプリンターみたいに立体物を作れる、そんな楽しみを、味わってないなんて…

…と言いつつ、筆者もすっかりご無沙汰してました。ということで、最新ミシン事情を探ってみたところ、驚きのミシンを発見! なんと、価格は税別で73万円!!

「73万円とは、軽自動車『ミラ イース』のお買い得モデルが新車で、『ロレックス エクスプローラーII』も新品で買えてしまう値段じゃないか! ブルブルブルっ…」と震えつつも、謎の73万円ミシンの秘密に迫るべく、ブラザーの東京ショールームにお邪魔した。

■刺しゅう用ミシンの最高峰「イノヴィス VF1」

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ブラザー ソーイングステーション Innovis(イノヴィス) VF1。税別70万円。高精度な刺しゅう表現を実現する、先進機能を満載。LEDバックライト付きの大型TFT液晶パネルを採用。画面に触れての操作は、まさにガジェット感覚。

家庭用ミシン販売の国内シェア30%以上のトップメーカー、ブラザーの東京ショールームにお邪魔すると、数々のミシン、プリンターが出迎えてくれる。その奥にある別室に、ウワサの超高額ミシン「イノヴィス VF1」は鎮座されていた。刺しゅう機が取り付けられたそのサイズは、高さ33.2×幅81.5×高さ46.4cmの堂々としたもの。前面には大型の液晶パネルを備えるが、無骨さは一切ない。

「73万円もするってことは、エヴァンゲリオンみたいにメカニカルなミシンなんだろうな」と思っていたが、冷静に考えれば女性ユースが大半の商品。まずは、「優しく笑顔で出迎えました」とでも言いた気である。

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上蓋を開けると刺しゅう糸の交換も簡単。手元を照らすライトはLEDで明るい。ボディ右にささっている白いセンサーペンで生地に触れれば、思い通りの場所、方向に刺しゅう模様が入れられる。

■パソコンで編集すれば複雑な刺しゅうも簡単!

しかし、アラフォー男にとってはミシンとはいえガジェットライクであって欲しい。本体のタッチパネルで操作もできるが、より高度な刺しゅうにもトライしてみたくなる。そこで、USBケーブル接続をしたWindowsパソコンを用意。専用の「刺しゅうPRO NEXT」(別売)をインストールすれば、レイアウトもデザインも自由自在! jpg画像を始め、bmp画像、gif画像、eps画像などさまざな画像データに対応する。

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USBケーブルで本体と接続しよう! OSはWindows 7、Vista、XPが推奨。

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『@DIME』のepsロゴデータを取り込んでもらい、刺しゅうのデザインを決める。今回は“面”になり、刺しゅう糸の色がキレイに出る“サテン縫い”にチャレンジ!

■『@DIME』のロゴを刺しゅうしてみた!

ロゴデザインデータの取り込みを「刺しゅうPRO NEXT」で済ませた我々は、早速刺しゅうの用意を始める。まずは縫いたい布を付属刺しゅう枠にはめ、刺しゅう機にセットする。

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付属の刺しゅう枠はLL、L、M、Sの4種類から選べる。刺しゅうできる大きさはタテ30×ヨコ18cmまで可能。

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刺しゅう枠を刺しゅう機にセットする。この刺しゅう機は取り外せて普通縫いもできる。その性能も最上級レベル!

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煩わしい糸通しは、なんと自動でセットしてくれる。ミシンも進化したもんだ。ボタンを押して刺しゅうスタート!!

刺しゅうを開始すると、まずはロゴの左上から縫い始める。「イノヴィス VF1」はなんと、1分間に最大1000針、1秒に20針近く縫えるというから驚きだ。針は位置を変えることなく上下に動くだけ。刺しゅう機が前後左右に「シャー、シャーッ」と動き仕上げていく。その姿は3Dプリンターを彷彿とさせる。メカ好き至福の瞬間だ…。

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ロゴの画像データを解析した運針のスケジュールは、あらかじめ決まっている。サテン縫いのため、今回は斜めに糸を縫っていく。

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英語の文字と文字の間に糸が渡っていないことに注目。“渡り糸自動カット”機能で、邪魔な余り糸ともお別れ!

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日本語もキレイに刺しゅう。最後に文字一つ一つの外周を縫って(アウトライン処理)文字がクッキリ見えるように仕上げる。

完成! ばっちりロゴが読めるキレイな仕上がりに大満足。縫い始めから約10分程度ですぐにできあがった。今回は黒で縫ったけれど、もちろん他色、色替えも可能だ。

■まるで絵画のよう! 40色使いの大作がスゴい!!

大作も拝見。色は40色ほど使っているという。さすがにココまで来ると刺しゅうができるまで何時間かかかるという。そりゃそうですね。

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南国イメージの写真を刺しゅうで表現した大作。糸の色を替えたりと手間をかければ、刺しゅうとは思えない名作ができあがる。

■ニット素材にも、レース状でも刺しゅうできる

刺しゅうする素材がいろいろ選べるのも楽しい。例えばセーターなど、力を加えると伸びる素材や、レースのように繊細な刺しゅうもできるのだ。

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ニット編みの生地は伸びて、刺しゅうをそのままダイレクトに行うと、ほつれたりする原因に。そんなときは裏地を使えばOK。

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刺しゅう用の水溶性シートも効果的。目の粗いニット地や薄手の伸びる素材などをシートで挟んで刺しゅうする。水洗いすると溶けてなくなるから、写真のようにレース状に刺しゅうし、立体にするなんてテクニックも披露できる。

■驚愕! 実は、海外ではもっと高額なミシンもあるらしい

今回取材した「イノヴィス VF1」の高性能に、73万円の値段も納得していたのだが、海外ではもっと高額な家庭用のミシンがあるという。趣味先進国では刺しゅうはカルチャー。日本がまだまだ学ぶべき世界もあるのだなぁと、妙に感心してしまった。

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ガンダム・エヴァ世代にグッとくるミシンを発見。こちらは糸が6本使えるタイプだが、それでもショップなどで使われるレベルで、工業用ミシンは半端ないらしい。恐るべし、ミシンの世界…。

■関連サイト

ブラザーhttp://www.brother.co.jp/product/hsm/index.htm

文/中馬幹弘

編集・ライター。アメリカンカルチャー誌編集、アパレルプレスを経た後、モノ雑誌に長く関わり携帯電話やデジタル製品、ファッションなどトレンド情報に明るい。証券会社勤務があり金融事情通でもある。

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