女性特有の「下半身ぽっちゃり体型」の秘密とは?

女性特有の「下半身ぽっちゃり体型」の秘密とは?

  • @DIME
  • 更新日:2018/11/08
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初対面の人がいったいどんな人なのか。その人となりを推察する手がかりはいくつかあるが、我々はかなりの部分、その人物の体型から多くの印象を受けていることが最新の研究で報告されている。

初対面で最も大きな影響を与えるのは体型

服装や持ち物などその人のキャラクターを物語るヒントはいくつかあるが、初対面の人から受ける印象は体型が決め手になっていることが最新の研究で指摘されている。その人の第一印象は顔や服装よりも体型に影響されているのだ。

米・テキサス大学ダラス校の研究チームが先日、心理学系学術ジャーナル「Psychological Science」で発表した研究では、人々は初対面の人物の体型からどのような印象を受けるのかを探っている。

研究チームは実際の人間の身体を3Dグラフィックス化し、各種の身体的要素を加工修正してそれぞれ少しずつ異なる140体(男性70体、女性70体)の3Dモデルを作成した。

76名の学生が参加した実験では、参加者にはそれぞれの3Dモデルを2つの角度からとらえた(つまりボディの厚みもよくわかる)画像が見せられた。そして人間の主な性格特性であるビックファイブ(神経症的傾向、外向性、経験への開放性、協調性、誠実性)に基づいた性格をあらわす30のワードからその3Dモデルの人物に相応しいものを選んでもらった。

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ZME Science」より

収集した回答データを分析したところ、参加者たちは体重が重い人物にはかなりネガティブな印象を受けていることが浮き彫りになった。肥満体の人物は怠惰で不注意であるというのが典型的な印象である。一方、体重が軽い人物はポジティブに受け止められ、自分に自信があり物事に熱心に取り組むというイメージを与えていたのだ。

さらには、腰がくびれた女性的なボディ曲線の女性と、肩幅が広くがっしりとした男性的な体型の男性は共に短気で怒りっぽいところはあるものの外向的で活動的であるというイメージが持たれていた。反対に上から下までストンと落ちた長方形の体型は男女共にシャイだが信頼ができて頼りになる受け身タイプの人物であると見なされる傾向があることもわかった。

体型から受けるこうした印象は基本的に世界共通のユニバーサルなものであると考えられるが、属している文化や民族性、年齢で変わってくるとも考えられる。世界には“ぽっちゃり”した女性が好まれる文化があることはご存知の通りだ。

それでも太めの体型は一般に考えられているよりもかなりネガティブな印象を与えていることがわかっただけに、初対面で残念な思いをしたくないならば体型の維持に務めることがより大切になってくるだろう。

女性のくびれたボディ曲線は高い生殖能力の象徴ではなかった?

腰がくびれた女性的なボディ曲線の女性に対し、多くは外向的で活動的であるというイメージを持っていることが明らかになったのだが、男性の目から見て魅力的に映ることも確かだろう。

多くの男性がウエストからピップの曲線を示すウエスト・ヒップ比(waist-hip ratio)の値が低い、つまりくびれ曲線が急カーブの女性を好ましく感じている。ある調査によれば男性の視線を最も惹きつける女性の体型は、ウエスト・ヒップ比が0.7でBMI値が20以下であるということだ。お尻が大きいというよもむしろウエストが細いと形容したほうがいいのかもしれない。

進化人類学にこうした身体的特徴を持つ女性は健康で生殖能力が高いので、子孫を残したい男性は自然に目が惹きつけられると考えられている。

しかし本当にそうなのか? 最新の研究では低いウエスト・ヒップ比が健康と高い生殖能力に結びいてはいないとことを報告している。

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PsyPost」より

カリフォルニア大学サンタバーバラ校がこの10月に相次いで発表した2本の研究論文では、女性の体型と生殖能力および健康の関係を探っている。

研究チームはこれまでの数々の研究をレビューしたところ、低いウエスト・ヒップ比と低いBMI値は高い生殖能力に結びついてはおらず、驚くべきことにむしろ出産率の低下を招いているというのである。

また国民健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey)から3164人のアメリカ人女性のデータを分析したところ、成人期においてBMIの値が低い女性は、児童期にBMI値の高かった女性に比べて出産率が低いことが示された。

同じく国民健康栄養調査から5076人の女性のデータを分析したところ、細いウエストあるいは低いBMI値の女性が良好な健康状態に結びついているわけではないことが突き止められたのだ。もちろん不健康なまでに痩せていれば体力も生殖能力も低くなると考えられるが、男性の目に魅力的に映る体型の女性が特に健康的で高い生殖能力を持っているわけではなさそうである。

これまでの進化人類学の知見を覆す研究になったのだが、研究チームによれば男性は低いウエスト・ヒップ比と低いBMI値の女性に高い生殖能力を期待しているのではなく、単純に若さを期待できるからではないのかという可能性を指摘している。つまり男性は基本的になるべく若い女性を好むということになる。もちろんこの件についてはさらなる調査・研究が求められているが、男性が好む女性像はそれほどシンプルなものではないようだ。

男性と女性の“肥満”の大きな違い

ご存知のように平均寿命は女性のほうが男性よりも長いが、その秘密は女性の体型にあるという。

男性も女性も体重が増加すればさまざまな健康リスクを伴うことになるが、それでも女性のほうがずいぶんましな太り方になるということだ。中年期以降の男性の肥満がお腹がポッコリ膨らんでくる“リンゴ型”であるのに対し、女性はいわゆる下半身デブである“洋ナシ型”になる傾向がある。

どうしてこのような男女差が生じているのか。それは男性のリンゴ型肥満は、お腹の内部の内臓脂肪が主な“犯人”であるのだが、かたや女性の肥満は腰から下の皮下脂肪の蓄積によるものが多いからである。

生理のある女性はそもそも太りにくいといわれている。高カロリーの食事を続けても女性の場合はゆっくりと皮下脂肪になって蓄積されるが、カリフォルニア大学リバーサイド校の研究チームによれば、男性の場合は高カロリーの食事を続けると免疫システムが作動して神経炎症(neuroinflammation)を引き起こし、摂取過多のカロリーが腹部の内臓脂肪に変換されて蓄えられるということだ。もちろん神経炎症が収まらなければ健康リスクはさらに高まる。

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Science Daily」より

マウスを使った実験で、研究チームは女性のほうが肥満の健康リスクが大幅に低いことを報告している。

男性はリンゴ型肥満になると代表的な男性ホルモンであるテストステロンのレベルが半分にまで落ち込み、性欲減退、活力の低下、筋力の減衰、精子数の減少などがみられる。しかし洋ナシ型肥満の女性にはこうした症状は見られないのである。

これは女性ホルモンのエストロゲンが関係していると考えているが、研究チームはそれともうひとつ別の要素が関係していると考えている。女性は妊娠により大きく体重が変化することが“織り込み済み”なので、肥満をそれほど危機と感じていないということになる。

女性の肥満は男性よりもリスクが低いことが指摘されているのだが、それでも肥満はメンタルヘルスの健康を損なうケースがあることも報告されている。女性にとっても、男性ならなおのことカロリーの過剰摂取には留意したいものだ。

文/仲田しんじ

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