EU機密ビデオ会議に記者乱入、SNS写真から暗証番号入手

EU機密ビデオ会議に記者乱入、SNS写真から暗証番号入手

  • AFPBB News
  • 更新日:2020/11/22
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ベルギーのブリュッセルで、欧州連合の非公式な国防相ビデオ会議の最後に記者会見するEUのジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表(外相、2020年11月20日撮影)。

【AFP=時事】オランダのマルク・ルッテ首相は20日、国防相のツイッターアカウントに投稿された情報を使って一人の記者が欧州連合の国防相機密ビデオ会議にログインしたことを受け、オンライン上のセキュリティーを強化するよう警告した。

オランダの民放RTLニュースによると、記者のダニエル・フェルラーン氏は、同国のアンク・バイレフェルト国防相のツイッターに投稿された写真からログイン用アドレスと暗証番号の一部を入手し、EU諸国の国防相らが参加する機密会議にログイン。

隔離中のバイレフェルト氏は在宅で勤務しており、同氏が投稿した写真には卓上に置かれた書類も写り込んでいた。フェルラーン氏は書類に書かれていた6桁の暗証番号のうち5桁を写真から読み取れることに気付き、「その後まもなく会議にログインできた」という。

この様子を撮影した映像では、黒いTシャツを着たフェルラーン氏が笑顔で他の国防相らに手を振る様子が映し出されている。

EUのジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表(外相)がフェルラーン氏に「機密会議に侵入していることを分かっているか?」と尋ねると、フェルラーン氏は「はい、はい、すみません。私はオランダの記者です」と答えた。他の参加者らからは笑い声が上がった。

「会議を邪魔してすみません。離れます」。フェルラーン氏がこう述べると、「これは犯罪行為だ。警察が来る前に電源を落とした方がいい」と注意を受けた。

RTLによると、フェルラーン氏は実際この後すぐに会議を離れた。会議自体はこの直後にセキュリティー上の理由で中止された。

オランダ国防省はRTLに対し、問題となった写真は削除されたと明らかにした。

あるEU外交当局者はAFPに対し、「笑い声が上がったかもしれないが、極めて深刻な事案だと受け止められている」と述べた。【翻訳編集】AFPBB News

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