オリックス20日本拠地優勝に向けて連勝 ラオウ杉本裕太郎が大復活【週刊バファローズ】

オリックス20日本拠地優勝に向けて連勝 ラオウ杉本裕太郎が大復活【週刊バファローズ】

  • Sirabee
  • 更新日:2023/09/19
No image

本拠地でのリーグ優勝に向けてオリックスが4連勝モードに突入した。

今季最後となる北海道での北海道日本ハム2連戦を1勝1敗で終えると、仙台から大阪に渡って行われた東北楽天との4連戦を3勝1敗と勝ち越して、19日から大阪で行われる2位の千葉ロッテとの2連戦を連勝すれば、20日に本拠地のファンの前で優勝を決めることになる。

■2023オリックス・バファローズ戦績 9.12-9.18

対 北海道日本ハムファイターズ
北海道・エスコンフィールド北海道
9.12
○オリックス(東)8-1(ポンセ)北海道日本ハム●
9.13
●オリックス(山崎福)2-5(上原)北海道日本ハム○

対 東北楽天ゴールデンイーグルス
宮城・楽天モバイルパーク宮城
9.14
○オリックス(田嶋)2-0(兼平)東北楽天●
大阪・京セラドーム大阪
9.16
●オリックス(山本)3-0(岸)千葉ロッテ○
9.17
○オリックス(宮城)6-4(荘司)千葉ロッテ●
9.18
オリックス(曽谷)6-3(田中将)東北楽天

※(カッコ)内は先発投手。
※通算成績はオリックス128試合77勝47敗4分けの首位。2位の千葉ロッテマリーンズとは12.5ゲーム差。優勝マジック4。(2023.9.18現在)

関連記事:オリックス投打が噛み合い三連覇へ猛前進! 2位ロッテと5ゲーム差【週刊バファローズ】

■山本由伸「苦しいピッチングに」

まず北海道での日本ハム2連戦は、初戦に東晃平がまたもや好投し、無傷の5連勝。続く第2戦は二桁勝利に王手をかけている山崎福也が先発するも、敗戦。山崎福は二桁を目前にして足踏みが続いている。

14日は仙台で、16日から18日は大阪で行われた楽天との4連戦。仙台では田嶋大樹が7回を無失点の好投も勝ち負けはつかず。延長11回表に森友哉の勝ち越し2ランが飛び出し、その裏を山岡泰輔が無失点で抑えてプロ初セーブを記録した。

舞台を大阪に移すと、初戦はエース山本由伸が先発し、手堅く行くかと思われたが、まさかの不調で7回を9被安打の3失点で降板。

山本は「ランナーを許してしまうイニングも多く、苦しいピッチングになってしまいました。3回は先制点を取った直後のイニングでしたし、逆転を許してしまったことが悔しいです」と悔しさを滲ませ、打線も楽天先発の岸孝之から1得点と振るわず敗戦。

関連記事:オリックス連敗を新外国人セデーニョが止める 「チームの助けになったいい打撃だった」【週刊バファローズ2023】

■宮城大弥も「悔しい」

3戦目は連勝中の宮城大弥が登板するも、7回1/3を投げ、被安打7、奪三振6、失点4と前日の山本と同じく不調。

宮城は「立ち上がりの先制点を許してしまったところもそうですし、点を取った後のイニングの先頭打者を出してしまうことが多くなってしまったところを反省しないといけません。最後のイニングも(四球と)良くない流れで後ろの投手に渡してしまったことが悔しいですし、しっかりと投げ切れるようなピッチングがしたかったです」と振り返っていたが、試合はシーソーゲームとなり、8回にラオウ杉本裕太郎のタイムリースリーベースなどで勝ち越したオリックスが逃げ切っている。

関連記事:オリックス山本由伸が2年連続ノーヒットノーランの快挙達成 宮城大弥も二桁勝利で優勝マジック10に【週刊バファローズ】

■最短優勝まで…

4戦目はルーキー曽谷龍平がプロ初勝利を目指して先発。

チームは曽谷に5点の援護も、3回2/3を投げ、被安打8、失点3と中嶋聡監督がギリギリまで我慢したが無念の降板。「チームが序盤から得点を重ねていましたし、守備でも野手の皆さんにたくさん助けていただいていただけに、しっかりと投げられなかったことが悔しいです」と言葉少なく振り返っていた。

試合は森のソロで追加点をあげたオリックスが、鉄壁の中継ぎ陣で逃げ切り連勝。最短20日で本拠地での胴上げに望みをつないだ。

先週は再び離脱者が続く中、不振が続いていたラオウ杉本の打撃が23打数6安打6打点と大復活したのが大きい。最短で優勝するにはこのまま4連勝する必要があるだけに、森、杉本を中心とした打線の繋がりに期待したい。

関連記事:山本由伸「全力で最後まで頑張ります」 負けないオリックスついにマジック点灯【週刊バファローズ】

■執筆者プロフィール

No image

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加