
WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~15日/賞金総額252万7250ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がビアンカ・アンドレスク(カナダ)を7-6(2) 6-0で下してベスト4に進出した。
ふたりはジュニア時代に2016年ジュニアフェドカップ(現ジュニアビリージーンキングカップ)で一度顔を合わせており、そのときはシフィオンテクがフルセットで勝っていた。
第1セットは流れが行き来した競り合いになってタイブレークにもつれ込んだが、要所で強気のショットを決めたシフィオンテクが制した。波に乗ったシフィオンテクは第2セットで手にした3つのブレークポイントをすべてものにし、6ゲーム連取で一気に試合を終わらせた。
この勝利でシフィオンテクはキャリア最長の連勝を「26」に伸ばし、2012年にやってのけたビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)の記録に並んだ。2000年以降でこれより多い連勝をマークしたのは、ビーナス&セレナのウイリアムズ姉妹(アメリカ)とジュスティーヌ・エナン(ベルギー)しかいない。
「このようなグループの一員になれるなんて、私にとってまるで夢の実現よ」とシフィオンテクは試合後にコメントした。
「もっと若い頃には、そんなことは考えてもいなかった。一貫性は昨年から向上させたいと思って取り組んでいたことだから、これだけ連勝することができてかなりうれしいわ。今年になって、急にスイッチが入った感じなの」
インディアンウェルズ4回戦以降、シフィオンテクはプレーした39セット中38セットを取っている。その間に落としたのは、リュドミラ・サムソノワ(ロシア)に対するシュツットガルト準決勝での1セットのみとなっている。
シフィオンテクは次のラウンドで、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)を4-6 6-3 6-2で破って勝ち上がった第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。サバレンカは今年のチャールストンとマドリッドを含む過去4試合で全敗していたが、ついにアニシモワから初勝利を挙げた。
もうひとつの準決勝は、オンス・ジャバー(チュニジア)とダリア・カサキナ(ロシア)の顔合わせとなった。前週のマドリッドでキャリア最大のタイトルを獲得した第9シードのジャバーが第4シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を1-6 7-5 6-1で倒してマッチ10連勝を飾り、カサキナは6-4 3-2とリードした時点でジル・タイヒマン(スイス)が左腿のケガを理由に棄権したため4強入りが決まった。
--{キャリア最長の連勝記録を「26」に伸ばしてBNLイタリア国際で準決勝に進出したシフィオンテク選手}--
XXVI wins 🏛
The remarkable run continues as @iga_swiatek fends off Andreescu 7-6(2), 6-0! #IBI22 pic.twitter.com/NiWdcM26AK
— wta (@WTA)
May 13, 2022
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テニスマガジン編集部