
ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ(ビリャディエゴからロスマチュコス、180.5キロメートル)。表彰台でステージ優勝を喜ぶアクアブルースポートのシュテファン・デ二フル(2017年9月6日撮影)。
【AFP=時事】2019年の国際的なドーピング一斉摘発で、薬物違反による資格停止処分を受けたオーストリアのシュテファン・デニフルが12日、国内の裁判所から禁錮2年の判決を受けた。
インスブルックの地方裁判所は、「スポーツに関する悪質な詐欺」でデニフルを有罪としたと発表。検察、弁護側ともに3日以内であれば控訴が可能で、2年のうち16月は執行猶予付きになる。
33歳のデニフルは、2020年2月に行われた審理でドーピングを認める一方、詐欺の罪は否認し、契約は全て守っていたと主張したが、裁判所はデニフルが巧妙なドーピングでチームを実質的にだましていたと判断した。
デニフルは禁錮刑だけでなく、罰金34万9000ユーロ(約4400万円)も科されている。【翻訳編集】AFPBB News