南北朝時代に作られたみられる仏像の頭部から紙の束 歴史的発見の可能性も   福山市・明王院

南北朝時代に作られたみられる仏像の頭部から紙の束 歴史的発見の可能性も 福山市・明王院

  • 広島ニュースTSS
  • 更新日:2023/09/19
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TSSテレビ新広島

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南北朝時代に作られたとみられ県の重要文化財に指定されている福山市の寺にある仏像の頭部から紙の束が見つかり、作者などの特定につながる手掛かりになるかと期待の声が上がっています。

福山市草戸町にある明王院の国宝明王院五重塔に安置されている「木造弥勒菩薩坐像」。

今年度から接合面の離れなどの保存修理を行っていたところ、先月、頭部から折りたたまれた紙の束が見つかりました。

紙には何らかの文字や図形が記されているということです。

木造弥勒菩薩坐像は五重塔が建立された14世紀南北朝時代に制作されたとみられていて県の重要文化財に指定されています。

この紙の束の発見は3体の制作者や制作年の特定に繋がる可能性もあります。

【明王院・片山 悦子 事務長】

「時空を超えたタイムカプセルだと思っています。この発見が時代を変えていくかもしれないと思っています」

明王院は今後、専門家と調査を行い、来年11月に一般公開される予定です。

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