西勇輝6回KO 阪神移籍後初の4被弾で笑顔消える

西勇輝6回KO 阪神移籍後初の4被弾で笑顔消える

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2020/08/01
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阪神対DeNA 5回までに4失点と苦しむ西勇(撮影・上田博志)

<阪神3-7DeNA>◇1日◇甲子園

阪神西勇輝投手はぼうぜんとした様子で、打球の行方を見つめた。同点に追いついた直後の5回2死三塁。DeNA4番佐野に、フルカウントから高めのシュートをはじき返された。打球は左翼ポールを直撃。勝ち越しの2ランを浴びた。

いつも笑顔がトレードマークだが、この日は表情がさえない。初回、4回はともに2死からソトと大和にソロ本塁打を浴びた。そして5回に3本目の2ラン…。悪夢はまだ終わらなかった。6回に先頭の宮崎にまたもレフトスタンドへ運ばれた。1試合4被弾は、オリックス時代の15年9月5日、日本ハム戦以来、自己ワーストタイ。1試合2被弾以上は阪神移籍後初めてのことだった。右腕は試合後、言葉を残さずに球場を後にした。常に好投できるわけではない。矢野監督は「まあ、あるでしょ。そんなにはね。1年間、ずっとなかなか簡単には…」とかばった。

エースが6回7安打5失点で無念の降板。悪い流れは止まらなかった。7回に2番手で能見が登板。先頭の梶谷に投じた初球、143キロ直球はバックスクリーン左横に吸い込まれた。DeNAの5本目の本塁打に、詰めかけた阪神ファンは声も出ないようだった。

1試合計5被弾は、18年5月11日広島戦以来。甲子園に限れば、ちょうど10年前の10年8月1日中日戦で6本塁打を浴びて以来だ。パワーを見せつけたDeNA打線とは反対に、阪神打線は今永に7者連続三振を喫するなど投打で屈辱を味わった。

西勇は開幕投手を務めた6月19日から、6戦連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)。前回まで4戦連続で120球前後の力投を見せていた。今季初めて4点以上を失った。疲労も蓄積する時期で、指揮官は「それ(疲れ)もあると思うし。それがプロとして1年間戦う難しさでもあるしね。でもそこは経験あるんで、西に任せてます」と変わらぬ信頼を口にした。

前日7月31日の引き分けを挟んで3連敗。勝率5割を切り、借金生活に逆戻り。Aクラス再浮上へ、ここが踏ん張りどころだ。【磯綾乃】

▼西勇の1試合被本塁打は自己最多タイ。オリックス在籍の15年9月5日の日本ハム戦4被本塁打に続き2度目で、19年の阪神移籍後では最悪となった。

▼阪神投手の1試合4被本塁打は、17年5月10日、東京ドームでの巨人戦で岩貞が4被本塁打して以来。またチーム5被本塁打は、18年5月11日マツダスタジアムでの広島戦で5本打たれて以来、2年ぶり。

▼甲子園での阪神投手個人の同一試合4被本塁打、チーム5被本塁打以上となると、いずれも10年8月1日中日戦以来。先発下柳剛が4被本塁打し、救援の久保田智之も2本塁打を浴び計6被本塁打。くしくも10年前の同じ日付だった。なおこのときは、0本塁打の阪神が、8-7の「ルーズベルトゲーム」で勝利を収めている。

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