被災地復興願いエゴマ湯 「いい風呂の日」に福島産を使用

被災地復興願いエゴマ湯 「いい風呂の日」に福島産を使用

  • 北日本新聞
  • 更新日:2021/11/25
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エゴマ湯で使うエゴマの葉や実が入った袋を持つ小林さん

「いい風呂の日」の11月26日、富山市堀川小泉町の銭湯「朝日湯」で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災した福島県浪江町産のエゴマの葉や実を使った「エゴマ湯」が行われる。2011年の震災発生時から被災地で支援活動を続けてきた朝日湯の小林仁さん(51)は「被災した人たちが、今も復興に向かって頑張っていることを知るきっかけにしてほしい」と願う。

エゴマ湯は昨年に続き2回目。小林さんは、復興支援団体「ふっこうのおと」(富山市)の代表を務め、これまで約80回現地を訪れた。被災者と交流する中で3年前、浪江町出身の石井絹江さん(69)と出会った。

石井さんは原発事故後、避難先の福島市で夫と農業を始め、エゴマなどを育てるようになった。「避難生活の中で食や農の大切さに気付いた」と振り返る。

復興につなげたいと、浪江町でも試験的に栽培し、放射能検査をクリアした後、2017年から本格的に栽培を始めた。福島市と浪江町を行き来する生活を続けながら、エゴマの油やドレッシングなどの加工品を全国で販売している。風評に心を痛めたこともあったが、「自分たちがおいしいと思える安全なものを提供している」と力を込める。

エゴマ湯に合わせ、朝日湯ではエゴマの油などを販売する。「支援というより、交流という形で関わり続けたい」と小林さん。石井さんは「いろいろな人が復興に関わってくれることで前に進めている」と話している。26日は立山鉱泉(富山市中島)でもエゴマ湯を行う。

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