「萌え絵は芸術」理論は終焉...“表現の自由戦士”がまたも敗北を喫する

「萌え絵は芸術」理論は終焉...“表現の自由戦士”がまたも敗北を喫する

  • まいじつ
  • 更新日:2021/11/25
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「萌え絵は芸術」理論は終焉…“表現の自由戦士”がまたも敗北を喫する (C)PIXTA

人気イラストレーター・rurudo(ルルド)氏の個展『PLAYROOM』をきっかけとして、SNS上でフェミニストとオタクが激しく対立。近年立て続けに巻き起こっている表現の自由をめぐる議論に、新たな1ページが刻まれた。

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『PLAYROOM』は11月6日~23日にかけて、大阪市にある「梅田ロフト」の1階にて開催。rurudo氏の作品はいわゆる萌え系のかわいらしいイラストなのだが、その中には「水着以上裸未満」といった露出の多い展示物も含まれていた。また、展示場所が一般客から目に付きやすいスペースだったことも、批判の的となったようだ。

ツイッター上では作品の展示方法について、《子どももたくさん来るところにあれはだめ》《これってわいせつ物陳列罪にはあたらないの?》《ゾーニングもできないなら展示するな》といった批判が続出することとなった。

しかし「温泉むすめ」やタイツメーカー『アツギ』の一件でもそうだったように、萌え系の炎上騒動には表現の自由を擁護する声が多くあがるもの。《わざと誤解を招くような見せ方をして意図的に炎上させようとしていて悪質》《まーた偏向報道か》といった反論のほか、《芸術を理解できない愚かな奴らが下らないクレームで騒いで関係者に迷惑かけてるだけ》と萌え絵を芸術として擁護する人も現れていた。

とはいえ、「梅田ロフト」は萌えイラストに理解のある人々だけでなく、老若男女に広く利用されている施設。子どもが目に付きやすい位置に、肌の露出が多いイラストを置くことは賛否両論を招いて当然だったかもしれない。実際に「梅田ロフト」はすぐさま展示方法を見直し、11月22日にはツイッター上で謝罪文を出した。

【お詫び】
当店での催事“PLAYROOM“について多くのご意見を頂戴致しました。配慮に欠けた今回の展示展開に、ご不快な思いを持たれたお客様も少なくなく、深く反省しております。お声を真摯に受け止め、今後慎重に売場展開をして参ります。皆様にご迷惑をおかけしました事、謹んでお詫び申し上げます。
— 梅田ロフト (@LOFT_UMEDA)
November 22, 2021
from Twitter

「表現の自由戦士」の敗北が止まらない…

結果だけ見れば、芸術作品だから問題ないという主張は通用しなかったことになるが、オタク界隈の反応も一枚岩ではない。

中には《こういうのってオタクの立場を悪くするためにわざとやってんのかな?》《チキンレース繰り返した結果、見事にゾーニング範囲の拡大に貢献。オタクの敵はオタク》という厳しい意見も。きわどいラインを攻める「表現の自由」によって、自分たちの首を絞める無能な身内に呆れてしまう人も多いようだ。

ここ最近起こった騒動を振り返っても、少なくとも局地戦のレベルでは「表現の自由」派が劣勢を強いられている印象。温泉地とコラボした『温泉むすめ』キャンペーンが性的搾取として批判された件でも、結局は公式がキャラクターのプロフィールを変更するという対応に出ていた。どちらが正義というわけではないが、現代において表現を全肯定するような立場はますます肩身が狭くなっていきそうだ。

なお、同展示は別の地域でも開催されていたが、その際にはゾーニングが十分に行われていたため、炎上することもなかったようだ。最初からゾーニングを意識していれば、今回のように炎上することも、連敗記録を更新することもなかったかもしれない…。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

Koldunova / PIXTA

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