
前大脳動脈解離によるくも膜下出血と脳梗塞で療養していたお笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(56)が21日、コンビでMCを務める民放のジャーナリズム・バラエティー番組に4週ぶりに復帰した。
真っ赤なジャケット姿でスタジオに登場。1kgぐらい痩せたというが、「もうすっかり元気で、通常モードです!」と笑顔で“復活”宣言した。
先月20日未明、自宅で頭痛を訴えて都内の病院に救急搬送されており、その際の痛みを「急にグニャンと痛くなったんですよ。グイって引っ張られるようにズキンってきた。これって変だな、あんまり経験したことのない痛みだなって思った」と明かした。痛さの“度合い”は「よくバットで殴られたようなとか、釘を刺されたようなとか言うけど、俺の場合は正直そこまでの表現ってほどではなかった」という。
それでも「たまに頭痛いこととか、そういう経験値とは違う種類だというのはすぐに分かった。痛み止め飲もうかなとか思ったんですけど、これそのレベルじゃなさそうだなと」と振り返った。その後、妻でタレントの山口もえ(43)を起こし、救急車を呼ぶ流れに。「全部はっきりと覚えているかというと、所々『そういえばあの後どうしたのかな』と、ちょっと飛んでる感じはあるかもしれない」と回想した。
手術は行っておらず同月27日には退院しており、「たまたま運よく、出血した量が少なかったとか、(脳梗塞の)場所が幸いそんなに使うところではなかった」と説明した。しかし、「一瞬だけちょっと左の手と足が動かなくなった瞬間があった。『動かしてください』と言われたんだけど、ちょっとどうすりゃいいのか分からないみたいな時が一瞬ありました。その後、気付いたら全然普通に戻ってた」と緊迫した瞬間についても明かした。
刺激のある食事を避け、お菓子も食べないなど、食生活に気を使っていることを報告した。