早乙女太一インタビュー「願ったりかなったりがいっぱいのうれしい作品になりました」『封刃師』

早乙女太一インタビュー「願ったりかなったりがいっぱいのうれしい作品になりました」『封刃師』

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  • 更新日:2022/01/15
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“鞘”のみで戦う男の宿命を描いたドラマ『封刃師』(テレビ朝日 1月15日(土)スタート)で、連続ドラマ初主演を務める早乙女太一さんにインタビュー。本作についてはもちろん、脚本を担当する劇団☆新感線の中島かずきさんやバディとなる遠藤雄弥さんへの熱い思いを語ってくれました。

◆連続ドラマ初主演作のオファーを受けた時の心境は?

かずきさんからお話を頂けて、とてもうれしかったです。実は役どころだけで言うと、僕の演じる駆はかずきさんが書く僕のキャラクターの初心なんですよね。17歳の時に初めて劇団☆新感線の公演に出させてもらって、その時から僕の役柄には謎の剣士といった“謎の~”という説明がついていて。徐々にしゃべる人だったり、明るい人に変わっていったんですが、久しぶりに初心の初心、“何か闇を抱えていて孤独そうな戦う人”をやらせていただきます。僕自身も10年以上も前の“闇”の時代を思い出して、懐かしさを感じました(笑)。

◆藤井道人監督や遠藤さんのキャスティングは早乙女さんからの提案だったんですよね。

この作品は“封刃師”という存在が現代にいるとしたら、というストーリー。だから僕もどうやって現実とファンタジーのバランスを取ろうかというところを考えさせてもらいました。かずきさんが手掛けるスピード感のある活劇と藤井監督の持つリアリティが混ざり合ったら、説得力が出るのかなと思い、失礼ながら監督には自分から電話でお願いしました。そして快く引き受けてくださって、作品づくりに入る時に「相棒は誰がいいですか?」って聞いてくれたので、「雄弥さん」とお伝えして今に至るのですが、本当に願ったりかなったりがいっぱいのうれしい作品になりましたね。

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『封刃師』

◆そんなラブコールから実現した遠藤さんとの共演の感想は?

駆が寡黙であまりしゃべらないから、全ての面をサポートしてくれるのが翔(遠藤)だったので役としても本当に助けられていて。雄弥さん自身も言葉にするときの説得力というか、それこそファンタジーをいかに現実味を帯びた言葉で表現できて、見ている人が本当に“こういう人いそうだな”と思えることまで含めて、最初に雄弥さんが浮かんだんです。雄弥さんが隣にいてくれたおかげで、僕もすんなり世界に入れました。

◆人の心の闇が作り出す“穢刃”と、その穢刃を封印する封刃師の闘いを映し出す本作において、主人公の封刃師・駆はどういう位置づけでしょうか?

駆はとにかく謎が多いキャラクターなので、今言えることは少ないです。ただ1話の段階では、“悪”がはっきりしてなくて、穢刃を手に入れた人もひどい目に遭っているからこそ負の感情があふれて暴走しちゃうというか。だから“封刃師”が良いものなのか悪いものなのかもあやふやで、序盤はつかめないと思います。ただ“封刃する人”と“一般人”と2つに分けるなら、元は駆も一般人。封刃という歴史が代々受け継がれていて、駆の相棒の翔はその血筋ですが、駆自身はあることがきっかけで封刃師として生きることになります。駆としてはそうとしか生きられないからここで生きているだけで、見えないはずものが見えて穢刃の秘密を追い始める美緒(深川麻衣)のようにこちらに足を踏み入れようとしている人がいれば巻き込みたくないと感じていると思います。

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『封刃師』

◆今作では、早乙女さんの「華麗なる殺陣シーン」が見どころと伺っています。アクションシーンの撮影はいかがでしたか?

この作品に携わってくれた方々がしっかりとした思いを持って作ってくれたことをひしひしと感じながらやっていて。このドラマの枠を飛び越えてやるからには僕も少しでもいいものを作りたいと思いました。だから殺陣のシーンに関しては、アクション監督とさまざまなバリエーション、シチュエーションでいろんな戦い方や攻防を作るために、僕も思ったことをバンバン提案して。それが映像としての力、エネルギーになっていると思うので、そういう現場と制作の一体感も感じていただければと思います。ただいつもとは逆の鞘に刀を納めるのには本当に苦戦しました。難しかったですけど、徐々にプロになれたなっていう感覚もあって(笑)。代役の方ではできないものをさっと入れて、ドヤ顔でやっていたような気がします。舞台化してもいけるかも…。

◆現場の雰囲気や撮影エピソードを教えてください。

とにかく暑かったですね。スタッフさんもそうですけど、雄弥さんもびしっとスーツを着ながら走り回ってやってたんで、全員で汗だくになりながら撮ってました。自分でもびっくりしたんですが、完パケを見て僕が回を増すごとにどんどん痩せてましたね(笑)。あと雄弥さんってこんなちょっといかつい顔してるんですけど、飲み物はクリームソーダを頼むんです。すごいかわいく食べるので、僕はその姿が見たくていつも喫茶店にお誘いしてました。僕に関して言えば、撮影合間とかは役でしゃべれない反動が出て、みんなでわいわい話すことが多かったです。深川さんとはご飯の話、雄弥さんとは1番長く一緒にいたので、お仕事の話からプライベートなことまで何でも話していました。

◆昨年30歳という節目を迎えて、ご自身で変わったことはありますか?

めっちゃ変わりました! 今まで全くやってなかったことをしてます。食について考えたり、運動が大嫌いだったのに走ったり。サウナも苦手だったけど、行っちゃっています(笑)。これがちゃんとおじさんになったっていうことなんだろうなって感じますけど、いつの間にかそうなってましたね。ただ変わらないのは、冬には大好きなスノボに行くこと。もう10年以上になりますが、毎年冬になると楽しみになります。

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『封刃師』

PROFILE

●さおとめ・たいち…1991年9月24日生まれ。福岡県出身。B型。大衆演劇 劇団朱雀の二代目。出演作『雲霧仁左衛門5』(BSプレミアム)に放送中。さらに連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)への出演も控えている。

番組情報

『封刃師』
テレビ朝日(関東)
2022年1月15日スタート
毎週(土)深2・30~3・00

ABCテレビ(関西)
2022年1月16日スタート
毎週(日)後11・25~11・55

<STORY>
東京都内のとある公園で、一人の男性の斬殺死体が発見された。背中から腹まで長く鋭利な刃物で刺された跡があるものの、血は一切出ていない。捜査をしていた刑事・吉原(テイ龍進)は、事件現場に御沙神駆(早乙女太一)と五百津翔(遠藤雄弥)の姿を見つけると表情を曇らせ、「あいつらが来ると必ず捜査打ちきりになる。疫病神だよ」と後輩刑事の内藤(野川慧)にボヤき、事件現場からただ立ち去る事しかできなかった。同じ頃、一報を聞きつけ、事件現場へと向かったタブロイド誌の若手記者・美緒(深川麻衣)は、死体から湧き上がる“黒い灰”を目撃する。

<STAFF&CAST>
脚本:中島かずき(劇団☆新感線)
監督:藤井道人、曽根隼人、小山巧、桑島憲司
チーフプロデューサー:山崎宏太
プロデューサー:南雄大、山田久人
出演:早乙女太一、遠藤雄弥、中村ゆりか、深川麻衣、手塚とおる、橋本じゅん ほか

©ABC

●text/山下紗貴

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