ドラゴン桜「バカとブスこそ東大に行け!」に東大生が強く同意するワケ

ドラゴン桜「バカとブスこそ東大に行け!」に東大生が強く同意するワケ

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2021/05/02

―[貧困東大生・布施川天馬]―

現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

◆16年ぶりに復活した『ドラゴン桜』

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皆さんは先週、日曜日に放送されたドラマ『ドラゴン桜』第2シリーズの第1話をご覧になったでしょうか?

阿部寛さん演じる桜木先生をはじめ、10年以上前に放送された第1シリーズのキャラクターたちが登場するシーンはとても感動しましたよね。

小学校の頃に『ドラゴン桜』のドラマ版を見ていたので、懐かしさと「令和にまた『ドラゴン桜』が見られる」という嬉しさとで胸がいっぱいになってしまいました。

◆「バカとブスほど東大へ行け!」の真意

さて、ドラマ『ドラゴン桜』といえば、「バカとブスほど東大へ行け!」というメッセージが特徴的で、記憶に残っている人も多いのではないかと思います。

偏差値の低い高校に通っている落ちこぼれの生徒たちが、さまざまなメソッドを用いて東大に入学するために受験勉強をするというコンセプトは、第2シリーズでも変わっていません。

桜木先生は冒頭こそ、生徒たちに向かって「東大なんかへは行くな!」といいますが、その裏には「自分で自分を変えようとも思わないようなヤツは東大のほうから願い下げだから、東大なんて目指さなくていい」という意図が隠されていました。

つまりは今回も間接的ながら「東大へ行け!」と言っていたわけです。

◆実はドラマ版だけのオリジナル

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ドラマ同様、大ヒットを記録した『ドラゴン桜』。しかし、あの名ゼリフは作中には出てこない

実は「バカとブスほど東大へ行け!」というセリフは漫画版では言われておらず、ドラマ版のオリジナルのセリフだったりします。

とても印象的ではありますが、実は原作では単に「東大へ行け」としか言っていません。

原作にないのなら、そこまで深い意味がないのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、東大に通う自分にとっては「まさにその通りだ!」と大きく頷きたくなってしまうような名ゼリフなのです。

なぜ「バカとブスほど東大に行くべき」なのかについて、現役東大生の目線から考えてみたいと思います。

◆「バカとブス」とは何を指すのか?

「バカとブスほど東大に行け」のセリフについてですが、「東大合格なんて簡単にできるなら、とっくにやっている!」と思われる方も多いでしょう。

そもそも「バカとブス」というくくりがあまりにも乱暴すぎますよね。

世の中にはいろいろな人がいますが、どうして「バカとブス」だけ、そんなことを言われなければならないのでしょうか。

◆社会で虐げられやすい人の象徴

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実はこの「バカとブス」という言葉は、本当に「バカ」と「ブス」だけを指しているわけではありません。

これは社会に出た際、弱者として虐げられやすい弱い人々のことを指しているのです。

つまり、「自分一人で考えて、社会の理不尽なルールに立ち向かっていく力や知恵がない人」や「第一印象から理不尽な悪印象を抱かれてしまう人」という2つを指して、「バカとブス」といっていると考えられます。

自分一人だけでも社会のいろいろなルールを理解して対抗し、時には自分でルールを作ってしまうことができるような知恵を持つ人は、放っておいても勝手に成功するでしょう。

◆「人は中身」は間違いないけれど…

また、第一印象が顔などの外見に大きく左右されてしまう以上は、いわゆる美人やイケメンであればあるほどに有利になります。

もちろん「人は中身」とよくいいますし、僕もそうだと強く信じている部分はあります。

ですが、残念ながら中身を知る前の「はじめまして」の段階では、外見からザックリとした印象を持たれてしまうというのが現実なのです。

◆理不尽をひっくり返すための「東大卒」

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そういった意味で「うまい考え方を知らない人」や「外見で初対面の第一印象が悪くなってしまいがちな人」という人々は、どうしても「賢い人」や「美人、イケメン」に対して、ハンデを背負ってしまっています。

しかも、こうした格差はほぼ生まれつき決まっているのに、なかなか埋めにくい差でもあります。

だからこそ、このような理不尽な差をひっくり返すために、「東大卒」という肩書きを手に入れることで対抗しようというのが、桜木先生の教えなのではないかと僕は思うのです。

◆本当に「バカ」でも東大に入れるのか?

自分が「バカ」や「ブス」で人よりも不利なスタートを切っているのだとしても、「東大卒」という肩書きがあれば、理不尽と戦うことができる。

仮に自分がほか人たちに負けている場所があったとしても、それ以外の土俵では人よりも優位に立つことも可能で、その方が人生を優位に進められるだろうという親心が現れているのが「バカとブスほど東大へ行け」というセリフなのではないでしょうか。

さらに「本当にバカでも東大に入れるのか?」という点も問題になりますが、十分な時間とやる気、体力があれば可能だと僕は考えています。

なぜなら考え方や暗記は才能ではなく、やり方こそが重要であるためです。

◆「受験のテクニック化」はむしろ追い風

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もちろん地力はあるに越したことはないですが、才能がなくても、うまい人のやり方を真似すれば、十分に東大合格程度の学力を身につけることは可能だと思います。

特に最近では「受験のテクニック化」が話題になっています。

テクニック化の流れはネガティブに捉えられることが多いように思えますが、裏を返せば、ほかの受験者に地力で劣っていても、テクニックをうまく活用しながら勉強すれば、十分戦うことができるということでもあります。

◆能力よりもやる気や志が重要

さまざまな点を取るためのテクニックがあるからこそ、「元々頭がいい人」でなくても、純粋な点数勝負である入試では「いい勝負」をすることができるようになります。

要するに、今の時代こそ「バカ」が東大に行きやすい時代になっているのです。

そもそも東大に行くことができるかどうかは、能力というよりも、やる気や志に大きく左右されるようになっていると個人的には感じています。

◆マンガで東大合格のためのテクニックを学ぶ

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2018年から連載開始された『ドラゴン桜2』では、最新の受験事情を踏まえアップデートされた東大合格のためのノウハウが紹介されている

多くの人はやる前から、どうしても「自分なんかには東大なんて無理」と思ってしまいがちだからです。

原作の『ドラゴン桜』や『ドラゴン桜2』には受験勉強に役立つさまざまな勉強法やテクニックが載っています。

もしも「自分も東大に」と思われた方がいらっしゃったなら、これらのマンガを通して「誰でも点数が取れるようになるテクニック」を楽しく学んでみながら考えるというのはいかがでしょうか。

―[貧困東大生・布施川天馬]―

【布施川天馬】

1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』が発売中(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa

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