オンキヨーの「桐を用いた楽器スピーカー」はどんな音色を奏でるか?

オンキヨーの「桐を用いた楽器スピーカー」はどんな音色を奏でるか?

  • @DIME
  • 更新日:2017/08/13

■連載/折原一也のAudio&Visual最前線

和楽器の伝統的な工法のスピーカーで音楽を奏でる……音楽ライフにそんな新提案をもたらす製品として「桐を用いた楽器スピーカー」がオンキョーブランドから8月7日より、クラウンドファウンディングサイト「未来ショッピング」に登場する。

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オンキョーの発売する「桐を用いた楽器スピーカー」

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オンキョーのマリンシアターにてデモンストレーションを実施

日本古来から用いられる天然素材の「桐を用いた楽器スピーカー」。その始まりは、スピーカーとしての理想的な音を追求する上でたどり着いた、「和楽器」、特に「和太鼓」だ。

和太鼓の素材には古くから天然素材の「桐」が用いられ、その響きは日本人の五感に共鳴し、音を聴いた瞬間に、先祖代々の暮らしてきた環境までが体内に蘇るようだ。

そんな日本人の感性に深く根ざした桐を生かすため、通常のスピーカー開発では押さ込む響きまで、和楽器の流れとして大事にサウンドへ組み込んでいるという。

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スピーカーの響きに「和楽器」を研究した構造を採用

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響きが、文字通り日本人の琴線に響くというものだ

内部には「網状鱗彫り」と呼ばれる和太鼓で用いられる彫りが持いられた。スピーカーの振動板にはオンキョーの開発したセルロースナノファイバーの振動板、外のプレートには「楮」(こうぞ)、針葉樹のパルプ材、そしてユニットには「墨と「にかわ」と、自然由来の素材が組み込まれている。

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桐によるスピーカーユニット

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内部には和太鼓で用いられる「網状鱗彫り」が施される

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スピーカーユニットに用いられた「楮」「墨」「にかわ」

■桐ならではの滑らかな音色

実際に体験した「桐を用いた楽器スピーカー」のサウンドは、やはり素材由来の響きの美しさが音楽を引き立てるもの。ジャズギターのサウンドを聴いてみると、そのアコースティックな響きも、楽器の鳴らす倍音による複雑で豊かな響きも空間に染み渡るし、バイオリンとピアノの音源を耳にしても、桐という柔らかな木材を用いたことで生まれる、独特な響きの滑らかさが現れていた。

現代的な音源としてRADWIMPSの『なんでもないや』なども試聴してみたが、空間に響きわたるような、美しくも冴えのある音を鳴らしてくれる。

音の素性の良さに加えて、和の響きを加えたスピーカーというのは、ほかに例のない試みだろう。

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試聴会で響きの美しいサウンドを体験

8月8日よりスタートするクラウンファウンディングでの販売価格は、「桐を用いた楽器スピーカー」本体とスタンド、オンキョーのR-N855、C-755(特別チューニング仕様)、ケーブルなどを購入して、CDコンポ一式が揃うプランだと140万400円。「桐を用いた楽器スピーカー」本体とスタンドのみの単体プランが129万6000円となる。

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8月よりクラウドファウンディングサイト「未来ショッピング」で販売

開発当初からコストもマーケティングも度外視して作られたという、「桐を用いた楽器スピーカー」。オーディオ製品としてよりも、上質なライフスタイルを和の製品で彩るアイテムとして、家に置きたい逸品だ。

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モダンなデザインで和洋問わず部屋のデザインにマッチする

取材・文/折原 一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。オーディオ・ビジュアルをメインフィールドとし、デジタル機器全般の製品記事を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

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