どうなるミドル最強戦。メイウェザー、フォアマンはゴロではなくカネロ勝つ

どうなるミドル最強戦。メイウェザー、フォアマンはゴロではなくカネロ勝つ

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  • 更新日:2017/09/17
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ゴロフキンに挑むミドル最強決定戦では、カネロ・アルバレスの有利予想が大半なのだが、果たして(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

ボクシングの注目の一戦、3団体統一ミドル級王者のゲナジー・ゴロフキン(35、カザフスタン)と、元2階級王者のサウル“カネロ”アルバレス(27、メキシコ)の“ミドル級世界最強決定戦”は、いよいよ16日(日本時間17日)、米国・ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される。それに先駆けて両選手は、MGMグラウンドで、1万人以上の観客を前に公開計量を行い、それぞれミドル級のリミット一杯の160パウンド(72.57キロ)で一発クリアした。

“トリプルG“”ことゴロフキンは、17連続KOを含む37勝(33KO)無敗のキャリア。一方、アルバレスは、49勝(34KO)1敗1分けの戦績で、その1敗は、2013年9月にフロイド・メイウェザーに0-2判定で敗れたもの。以来、7連勝中。その中には、アミール・カーンを一撃で倒した衝撃的な試合も含まれている。

この一戦に熱い視線を送っているのが、来月22日(両国)に同じくミドル級のWBAタイトルをダイレクトリマッチで争う同級1位の村田諒太(31、帝拳)と王者のアッサン・エンダム(33、フランス)の2人だ。

村田が「トップオブトップの戦い。エンダムに勝って、そこにたどりつきたい」と公言すれば、エンダムも「もちろん、村田との防衛戦の後は、この試合の勝者とやりたい」と、このミドル最強決定戦の勝者に次なるターゲットを絞っている。

エンダムの予想は、アルバレスの勝利だという。

「私の予想はアルバレスだ。この数試合のゴロフキンの試合を見ると、カネロのパワーが上。それに人気のあるカネロが勝ったほうが面白いじゃないか(笑)会場の雰囲気もカネロを後推しするだろう。そのカネロと戦って、ミドル級で誰が一番強いかの最強を証明したいな」

実は、アルバレス有利の戦前予想が大半だ。

天性のあて勘を持ち攻守において完成形に近いゴロフキンが、ここ2試合は、正面に立ち、クリーンヒットを浴びるシーンも目立ち、ダニエル・ジェイコブス戦では、ついにKO決着ができずに連続KO記録が17でストップしている。一方、3者がフルマークをつけたチェベス・ジュニア戦に象徴されるようにパワー一辺倒だったアルバレスのスキルアップを指摘する関係者が多く、35歳、やや下降気味のゴロフキンと、27歳、今なお上昇中のアルバレスの世代交代を見ることになるのではないか、という意見が目立つ。

著名ボクサーの予想も、アルバレスを支持するものが多くを占めた。

先日、現役復帰して総合格闘技UFC2冠のマクレガーとの“世紀の一戦”にTKO勝利した元6階級王者のフロイド・メイウェザーも、米国メディアにアルバレスのKO勝利を予想している。

「カネロが勝つだろう。ゴロフキンにはパワーがある。打ち抜きもいいが、べた足なので多くのミスを犯す。カネロのパワーと技術が、その隙を突くだろう。この試合は判定にもつれこむことはないと見ている」

故・モハメッド・アリと“キンシャサの戦い”を演じて40歳を超えてから王座に返り咲いた元ヘビー級王者の“レジェンド”ジョージ・ファオマンも、スポーティングニュースのインタビューに答え、アルバレスの勝利を予想している。

「いい試合になることは間違いない。ハードパンチャー2人の対戦だから、互いにパンチ力を警戒してスマートな試合展開になるだろう。私は、12ラウンドの戦い、判定にもつれこむだろうと思う。そうなればカネロが勝つだろうな。3発のクリーンヒットを放つかもしれないが、それで終わりにはならない。カネロは、メイウェザーと戦う以前の彼ではない。非常に成長して賢いファイターになった」

フォアマンは、1976年1月24日に戦った自らのロン・ライル 戦と重ね合わせて「私のあのときのような試合(ダウン応酬)にはならないだろう」と言う。フォアマンは判定勝利になると見ている。

実は、判定にもつれこむと、さらにアルバレスに追い風が吹くという見方がある。

今回の試合の3人のジャッジは、アダディ・バード、デーブ・モレッティ、ドン・トレーラーの3人のベテランに決まったが、バードとモレッティの2人は、過去に何度か疑惑判定をつけている、いわくつきの人物。
モレッティは、アルバレス信者として有名で、ボディ攻撃が有効か、どうかで、物議をかもし出した3年前のWBA世界スーパーウェルター級王者、エリスランディ・ララ(キューバ)との試合でもアルバレスを支持。2-1で辛くもアルバレスが勝利した。2年前のミゲール・コット(プエルトリコ)戦でも。119-110のフルマークにちかい採点でアルバレスを支持していた。

試合前からゴロフキン包囲網が作られているという見方まである。判定にもつれこむとアルバレスが優位になる可能性は否定できないが、微妙な判定になると、このあたりの人選が問題になることは間違いない。これらの議論が、試合前から起きるほどのビッグファイト。今後、村田諒太が絡んでくる可能性があるミドル級だけでに目の離せない注目ファイトだ。

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