穴党記者が腕まくりのローズS。「今が絶好の狙い時」という馬の名は?

穴党記者が腕まくりのローズS。「今が絶好の狙い時」という馬の名は?

  • Sportiva
  • 更新日:2017/09/16

3歳「牝馬三冠」の最終戦となるGI秋華賞(10月15日/京都・芝2000m)の前哨戦として、重要な位置づけとなっているGIIローズS(阪神・芝1800m)が9月17日に行なわれる。

まれに見るハイレベルとなった今年の3歳牝馬戦線。春のGIオークス(5月21日/東京・芝2400m)の覇者ソウルスターリング(父フランケル)はGI天皇賞・秋(10月29日/東京・芝2000m)に向かうことになったが、それでも決してレベルが下がったということはない。実際、この舞台には春のクラシックを沸かせた上位陣がズラリと顔をそろえ、非常に興味深い一戦となりそうだ。

ところが、それらの春に活躍した肝心の実績馬たちが、休養明けで調整不足の感が否めず、「万全とは言い難い状態にある」という声が聞こえてくる。

「牡馬相手のGI皐月賞(7着。4月16日/中山・芝2000m)で1番人気に支持されたファンディーナ(父ディープインパクト)は、『夏の暑さで回復に手間取ったのは確かです。ここは正直、急仕上げですから』と、管理する高野友和調教師も仕上がり途上であることを漏らしています。本調子には今一歩のようです」

そう語るのは、中日スポーツの大野英樹記者。さらに他の有力馬についても不安要素を挙げる。

「桜花賞(4月9日/阪神・芝1600m)の勝ち馬レーヌミノル(父ダイワメジャー)は、この夏は放牧先から函館へ移動。順調に乗り込まれてきて、仕上がりは問題ありません。しかしながら、担当の中井仁調教助手は『もともと使ってよくなるタイプですからね。(このあとの)GIを考えながらの調整です』と強力にプッシュできないコメントに終始。加えて、距離への課題は残したままです」

デイリースポーツの豊島俊介記者も、人気各馬の仕上がりには疑問を呈す。

「今回のメンバーで、本番の秋華賞で勝つ可能性が一番大きいのはファンディーナでしょう。その分、この中間の調教内容を見る限り、先を見据えた仕上げ、という印象が拭えません。その他、桜花賞2着のリスグラシュー(ハーツクライ)、オークス2着のモズカッチャン(父ハービンジャー)も、賞金的には秋華賞出走は問題ありません。やはり、ここでMAXの仕上げはしてこないでしょう。

そうした状況にあって、はたして絶対的な馬券の軸として考えられるかというと、そこまでの能力、安定感があるとは思えません。とすれば、今回が勝負気配となる”2番手グループ”のほうに魅力を感じます」

豊島記者が「その筆頭格」として推すのは、GIIIチューリップ賞(3月4日/阪神・芝1600m)で、勝ったソウルスターリングに迫ったミスパンテール(父ダイワメジャー)だ。

「(ミスパンテールは)現状の賞金では秋華賞に出走できるかどうか微妙なところで、ここは優先出走権を獲得しなければいけない身。1週前には栗東のCWでかなりハードな調教を消化しているように、かなりの勝負気配を感じます。

もともとチューリップ賞では1戦1勝の身ながら、現3歳牝馬の頂点に君臨するソウルスターリングの2着という素質馬。キャリア4戦と伸びしろが大きく、成長度&仕上がりのよさを考えれば、絶好の狙い時です」

ミスパンテールがチューリップ賞で見せた末脚は、3着リスグラシューをあっさりとかわし、勝ったソウルスターリングをも上回るものだった。前出の大野記者もその点を強調して同馬を推奨する。

「ミスパンテールには、実はこの春も期待していました。昨年7月にデビューしたあと、春まで休養。結局、馬体全体に緩さを残した状況で、完成度の低いままでの復帰となりましたが、休養明けの重賞でいきなり2着と好走しましたからね。ソウルスターリングからコンマ3秒差というのは、確かな素材を示すものでした。

それからひと夏越して、栗東に戻ってからの調教内容は圧巻です。春に比べて、ひと回りパワーアップした印象を受けます。1週前にはびっしり負荷をかけて追われており、秋初戦へ向けて態勢は整っています」

日刊スポーツの木南友輔記者は、このミスパンテールが際立ったチューリップ賞で4着だった良血ミリッサ(父ダイワメジャー)に注目する。

「春のクラシックには縁がありませんでしたが、さすがは昨年のオークス馬シンハライト(父ディープインパクト)や、GIIIマーメイドS(阪神・芝2000m)を勝ったリラヴァティ(父ゼンノロブロイ)と同じ母シンハリーズの子。競馬の内容はいつも見せ場十分でした。今回は、夏の中京(1000万条件)を勝って”ここ”というローテーションもいいし、管理する石坂正厩舎はこの馬の仕上げに自信を持っている印象を受けます」

さらに、木南記者はメイズオブオナー(父ハーツクライ)の名前も挙げた。

「久々の芝だった前走の勝ちっぷりが抜群。相手も500万条件にしてはそろっていました。祖母がモネヴァシア、曾祖母がミエスクで、昨年の海外GIドバイターフを勝ったリアルスティールとは従兄弟の関係と、血統もひとつ筋が通っています。輸送競馬さえこなせれば”遅れてきた大物”として、春のクラシック組を逆転できますよ」

最後に、木南記者と前出の豊島記者がそろって「面白い存在」という馬を紹介したい。春にオークストライアルのスイートピーS(4月30日/東京・芝1800m)を勝ったブラックスビーチ(父ディープインパクト)だ。

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ローズSで一発あってもおかしくないブラックスビーチ

「オークスの道中、内ラチ沿いを走っていたのが、ソウルスターリング(1着)、モズカッチャン(2着)、ブラックスビーチ(9着)、ディアドラ(4着)の並び。この中で唯一、直線に入ってから外に出したのがブラックスビーチでした。そのまま内を走っていれば……と思います。直線の坂では何度も進路を探すようなそぶりもありましたし、あれでは大敗も仕方がないところ。しかし今回は、ディープインパクト産駒にとって相性がいいレースで、舞台としてはドンピシャでしょう。巻き返しが期待できます」(木南記者)

「中3週→中2週で臨んだオークスは、少なからずタイトなローテーションの影響があったはず。今回のコースでは未勝利を勝っており、中間の乗り込みも入念です。この馬もミスパンテールと同じく、秋華賞出走が当確とは言い切れない状況。しっかり仕上げてきた感が強いだけに、一発あってもおかしくないでしょう」(豊島記者)

女王ソウルスターリング不在に加え、有力各馬も本番へ向けて余力を残していて絶対的な信頼は置けない状況にある。3歳牝馬最後の一冠を前にして、下克上を起こす馬がこの中にいそうだ。

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