米長期金利一段と低下して円買い強まる

米長期金利一段と低下して円買い強まる

  • ZUU online
  • 更新日:2017/12/07

昨日の海外時間には、米長期金利が上昇してドルが強含む場面もありましたが、NY時間午後に米長期金利が低下する中各国株式と原油相場が下落したことからドル円も反落しました。

◆昨日の海外市場動向

欧州時間、米長期金利が低下する中、原油相場、各国株価が下落して円買いが優勢となって、ドル円は112.40円付近まで、ユーロ円は133.20円台まで下落しました。この間ユーロドルは1.1840台まで下落したあと1.1870台まで反発しています。

NY時間にかけて、米長期金利が反発したことからドル買いが優勢となって、ドル円は112.80円台まで上昇し、ユーロドルは1.1810台まで下落しました。その後発表された米・11月ISM非製造業景況指数が予想よりも弱い結果だったことから米長期金利が低下してドル売りが優勢となって、ドル円は112.60円付近まで下落し、ユーロドルは1.1840台まで反発しました。しかし各国株価が反発するとドルは買い戻され、ドル円は112.80円台まで上昇し、ユーロドルは1.1800台まで下落しました。

NY時間午後にかけて、米長期金利が一段と低下する中各国株価と原油相場が下落するとドル売りが強まって、ドル円は112.50円台まで下落し、ユーロドルは1.1800付近まで1.1830付近まで上昇しました。

東京時間にはいって、日経平均が下落していることから円買いが強まっています。

FF金利先物市場の年内のFOMC追加利上げ織り込み度合いは100%で変わらず、2018年6月の2回目の利上げの織り込みは約84%へやや上昇しました。

◆今日の予定

今日の海外時間には加中銀(BOC)の政策金利発表(据え置き予想)、独・10月製造業受注、米・11月ADP民間雇用者数の発表と、メルシュ・ECB専務理事の講演が予定されています。

◆今後の見通し

今週は、米上院が税制改革法案を可決したことから米長期金利が上昇してドル買いが強まって始まりましたが、その後は米長期金利が低下しドルも売り戻される動きとなっています。すでにご紹介したように、今後両院協議会で上院案と下院案をすり合わせていく中で、どの程度当初の期待に応えられるような法案になるのかという点を見ないと、中期的な動きには繋がりにくと考えられます。また季節的な要因を考えると、感謝祭からクリスマスの間はアメリカの休暇シーズンにあたることから、新規のポジション構築が手控えられやすいことも相場が動きにくい理由かもしれません。

◆一旦手仕舞い

112円で買ったドル買いポジションは今日112.50円で一旦手仕舞いました。再び111円台後半まで下落すれば、ドル買いポジションを作りたいと思います。

(提供:FXプライムbyGMO)

高野やすのり
慶應義塾大学卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)などでインターバンクディーラー業務等に従事。現、(株)FXプライムbyGMOチーフストラテジスト。

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