日本製鉄の敷地外に「脱硫液」漏れ出す 小糸川赤く染まり、魚死ぬ 東日本製鉄所君津地区

日本製鉄の敷地外に「脱硫液」漏れ出す 小糸川赤く染まり、魚死ぬ 東日本製鉄所君津地区

  • 千葉日報オンライン
  • 更新日:2022/06/25
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日本製鉄東日本製鉄所君津地区(君津市)から「脱硫液」が敷地外に漏れ出していたことが22日までに、千葉県などへの取材で分かった。流入した水路は魚が死んで浮かび上がり、下流にある小糸川も赤く染まった。県は日本製鉄に対して水質汚濁防止法に基づいて行政指導を行い、漏えいの原因や再発防止策の報告を求めた。健康被害は確認されていない。

県や市消防本部によると、19日午後0時35分ごろ、付近住民から「日本製鉄近くの水路が赤くなっている。魚が死んでいる」と119番通報があった。消防が駆け付けたところ、国道16号沿いの水路が約2・7キロにわたって赤茶色になり、魚が死んで浮いていた。

同2時半ごろ、日本製鉄から県と市に「タンクが破損して液体が場外に漏れた」などと連絡があり、流出が判明。市は水路とつながる小糸川も赤く染まり、魚が浮いているのを確認した。

石炭をコークスに加工する工程で使う脱硫液の一時保管タンクに穴が空き、計3千立方メートルが敷地内に漏れた。一部が排水溝を伝わって水路に流れ込んだとみられる。脱硫液はチオシアン酸アンモニウムという物質を含み、鉄と反応すると赤くなるという。

日本製鉄は「現在、脱硫液が敷地外に出ていかないよう処置を終えた。県や関係機関の指導を受けながら、原因究明を含め適正な対処を図る」としている。

市は安全安心メールなどで水路に近付かないことや、小糸川にかかる人見大橋より下流で獲れた魚を触ったり食べたりしないよう注意を呼びかけている。

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