
デ・ブライネはここまで86のアシストを積み重ねてきた photo/Getty Images
歴代1位は驚異の162アシスト
現在のプレミアリーグでNo.1のチャンスメイカーといえば、マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネの名前が候補に挙げられる。予想もつかないところから繰り出される長短のパスは精度も抜群で、マンCの攻撃を一段上のレベルへ引き上げるチームの頭脳だ。
プレミアリーグで積み重ねてきたアシスト数は86。これは歴代8番目の記録だ。では、プレミア通算アシストランク1位は誰なのか。
答えは、プレミアリーグが開始初年度よりプレイしてきた元マンチェスター・ユナイテッドMFライアン・ギグスだ。若い頃は高速の左ウイングとして活躍し、ベテランになってからはポジションを中盤に移して長期間マンUを支えたレジェンドは、計162のアシストを記録してきた。
2位の元アーセナルMFセスク・ファブレガス(111)、3位ウェイン・ルーニー(103)ともかなりの差がついており、歴代8位のデ・ブライネともまだ2倍近い差がある。ギグスの数字を超える選手はなかなか出てこないかもしれない。チャンスメイク能力はもちろん、長期にわたって活躍する継続性も求められる。
プレミア通算アシストランキングTOP20に入っている現役のプレミア戦士はデ・ブライネを含め4名。長期間トップレベルを維持してきたリヴァプールMFジェイムズ・ミルナー(86)、同じくベテランのアストン・ヴィラMFアシュリー・ヤング(71)、そして今夏マンUへ加入したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(66)だ。エリクセンはプレミアを離れていた時期があったものの、トッテナム時代はデ・ブライネにも負けぬアシストマシーンだった。マンUでもう一度その才能を発揮するか注目される。
デ・ブライネは上手くいけば今季中にもアシスト数を100の大台に乗せられるかもしれないが、それでもギグスとの間には大きな差がある。デ・ブライネが何年プレミアで戦うかにもよるが、デ・ブライネでも届かなければギグスの数字を超える者はそうそう現れないか。