ニューヨーカーも「うまい!」と喜ぶ、旬の生しいたけのおしゃれレシピ

ニューヨーカーも「うまい!」と喜ぶ、旬の生しいたけのおしゃれレシピ

  • OurAge
  • 更新日:2023/03/19

貴重な栄養素とうま味がぎっしり! SHIITAKEって、小さいけれどスゴいやつ!

しいたけの「旬」って、知ってますか?

生しいたけは1年中手に入りますが、本来の原木栽培で採れる生しいたけの旬は、3月〜5月と9月〜11月なんです。そう、キノコ類ですし、なんとなく秋のイメージを持たれるかもしれませんが、春と秋、なんですね。

そして、春先の寒さにあたるせいか、春しいたけは特に凝縮したうまみがあるので、旬の時期にたくさん食べたいもの。

ニューヨークでは、かつて、生しいたけは、ほぼチャイニーズや日本食の食材屋さんにしかなかったのですが、今は普通のスーパーマーケットなどでもよく見かけるようになりました。

中でも鮮度がいいのはやっぱり、ファーマーズマーケット。あとは、オーガニック食品が多い「ホールフーズマーケット」で買うことが多いです。

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大きさまちまちですが、いかにも柔らかくておいしそう! 呼び名はSHIITAKE マッシュルーム。まんま、ですね(笑)

買ってから日が経つと色が悪くなって傷んでくるので、買ったら2~3日中に使いきります。

しいたけは、紫外線を浴びるとビタミンDに変わるエルゴステロールを含んでいます。カルシウムの吸収を助けるビタミンDは大人女性の強い味方ですね。購入してから陽にあてるとより増えるのだそうです。

「エリタデニン」という成分は悪玉コレステロール値を下げる効果があり、血流をスムーズにして血圧を低下する手助けをしてくれるといわれています。

貴重な栄養素がとれて、しかも低カロリー。ビタミンCの含有量はキノコの中で一番多く、食物繊維も含んでいます。うま味成分が多いのも大きな魅力。しいたけは、健康的で美味しい食生活を後押ししてくれる頼もしい食材ですね!

今回ご紹介するしいたけ料理の3品は、いずれも「食べだしたら止まらない」くらい、美味しいことは保証付き!  バター、チーズ、生クリームにヴィーガンのものを使えば、ヴィーガン・メニューにもなります。是非お試しください!

超簡単なスピードしいたけレシピ。美味しい&様々に展開も可能!

しいたけの調理法で私が特に気に入っているのは、ニンニクアンチョビ炒めです。しいたけは香りを生かして薄味に仕立てると、アンチョビが良いアクセントになってくれます。

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いろいろ応用可能なのが嬉しいニンニクアンチョビ炒め。私は見た目も映えて美味しいので、パセリ多めのせが好きです

まずニンニクとアンチョビを刻んでバターで炒めます。石づきをとって細く切ったしいたけを加えてしんなりしたら、塩胡椒で味付ける。ただそれだけ。

肉料理などの付け合わせにとても合いますが、これをスライスしたパンにのせて、刻んだパセリをぱらぱらっとふると、とってもおしゃれで美味しいオープンサンドイッチの出来上がり!

朝ごはん、あるいはブランチにつくると、気分のあがる1品です! 多めにつくってパスタに混ぜ合わせてもいいですし、オムレツの具にしてもいいと思います。

鮮やかな色が目を惹き、うま味のハーモニーも楽しめる、しいたけとパプリカの前菜

どちらも「うま味」が豊富と言われる、パプリカとしいたけのグリル。しいたけは彩りが地味になりがちなので、カラフルな食材を合わせてみました。赤い色がキュートで、思わず笑顔がこぼれます。

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パーティのアペタイザーにもしたくなる、華やかな色合いがきれい! クリスマスのテーブルにも使えそうです

赤のパプリカは種とへたをとり、摂氏450度のオーブンかオーブントースターで約30分、黒っぽくなるまで焼くと、皮が簡単にむけます。皮をむいたら細く切っておきます。しいたけは石づきをとり、塩胡椒とオリーブオイルをまぶします。

かさ部分だけのしいたけを、オーブンシートをしいたトレイに裏側を上にして並べ、その上に薄く切ったフェタチーズ(あるいはお好みのチーズ)をのせて、摂氏350度のオーブンで10分焼きます。いったん取り出して赤のパプリカを1枚ずつのせ、さらに2~3分焼いて出来上がり。お皿に盛り付けてから、みじん切りのパセリを散らしましょう。これは、出来立て熱々を、ワインと一緒にいただくのが最高に美味しいです!

「うまい! もう一杯!」と必ず言われる、しいたけの美味しさ凝縮、ポタージュ・スープ

生しいたけ、量をたくさん使えるなら是非試していただきたいのがしいたけのポタージュスープ! じゃがいもも加えて、いい感じのとろみを出しています。

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しいたけならではの、うまみがたっぷり詰まったスープは、花冷えの日に最適です!

玉ねぎ小1/4と、セロリ(あれば)10センチくらいはそれぞれ刻み、鍋に入れ、やや強めの中火にかけ、オリーブオイルで炒めます。

両手でひとつかみくらいの生しいたけの石づきをとってざくざくと切り、じゃがいも小1個は皮をむいてさいの目に切ります。

生しいたけとじゃがいもを鍋に加えて全体によく混ぜて油が回ったら、ひたひたの水を加え、弱めの中火にします。好みのブイヨンとローリエ1枚を入れて蓋をして10分煮て、塩胡椒を加えてさらに5分煮ます。

煮汁が7分目くらいになったら火を止めて粗熱をとります。ローリエを取り出してブレンダーでどろどろにし、鍋に戻して生クリームカップ1/3くらいを投入。3~4分煮たら味見をして、塩胡椒を必要に応じて足します。

しっかり熱くなっていることを確認してお皿に盛り付け、刻んだパセリを中央に飾ります。

おかわりリクエストもよく出るくらい、1杯いただくと、すぐにもう1杯ほしくなるスープです。

杉本佳子

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