
12日、トルコに勝利した森保監督(中央)は選手たちと握手(撮影・パオロ ヌッチ)
トルコ・サッカー連盟は18日、同国代表のクンツ監督(60)が解任されるとの報道を否定する声明を発表した。「事実を反映していない」とし、20日の同連盟会長との面談にも招待しているとした。
トルコ代表は12日にベルギーのゲンクで日本代表と国際親善試合を行い、2-4で敗戦。クンツ監督は選手を批判するようなコメントを残し、自身に責任があるわけではないと主張したことで批判が高まっていた。そうした中で17日、「NTVSpor」などトルコの複数のメディアがクンツ監督が解任されると報じた。
ドイツ人の同監督は21年東京五輪でドイツ代表を指揮。大会後の同年9月からトルコ代表を率い、20試合12勝3分け5敗の成績を残す。3月に開幕した欧州選手権予選ではD組2位だが、9月はアルメニアと1-1で引き分け、続く日本に敗れていた。
日本戦ではトルコサポーターが「GO HOME KUNTZ(帰れ、クンツ)」と書かれた横断幕を掲げるなど、解任を求める声が強まっていた。