
山陰中央テレビ
山根アナウンサー:
「TSKとJALのコラボ企画です。スタジオには客室乗務員でJALふるさと応援隊の田邊菜穂さんです」
JAL田邊菜穂さん:
「田邊菜穂と申します。鳥取は大学時代からの親友のふるさとで一緒に旅行した際鳥取の素晴らしさを知りファンになりました。よろしくお願いいたします」
山根アナウンサー:
「今回は北栄町のカフェを取材したんですよね」
JAL田邊菜穂さん:
「そうなんです。子育て中のお母さん達が経営しているカフェでコロナ禍でも経営は順調です。人気の秘密を取材しました」
やってきたのは北栄町にあるカフェレストラン「610キッチン」です。
JAL田邊菜穂さん:
「広い、こんにちは」
610キッチン 武藤彩さん:
「こんにちは」
JAL田邊菜穂さん:
「カントリー風でとても素敵な建物ですね」
店舗の広さは一番広い部屋で44畳。バレーボールコート一つ分の大きさです。座敷と合わせると客席部分だけで130畳の広々空間です。その広さの理由は。
JAL田邊菜穂さん:
「この建物はもともと何に使われていたんでしょうか」
610キッチン 武藤彩さん:
「実はある建物をリノベーションしてつくった店なんです。料理を楽しんでいただくときにヒントが隠れてますので今からお料理お持ちいたします」
2015年にオープンしたこちらの店。社長の武藤さんをはじめスタッフの多くは子育て中のお母さんです。
610キッチン 武藤彩さん:
「創業メンバーはもともとママ友なんです。ママ友たちで料理を持ち寄ったりお菓子作ったりいろいろしてて、その延長でお店にしちゃおうって」
地元の食材を使った人気メニューはこちらです。大山の牛乳を使ったスパイシーなてりやきチキンドリア。地元産のワインで煮込んだスペアリブ、野菜サラダが楽しめるプレートです。
JAL田邊菜穂さん:
「自家製のドレッシングがとてもフレッシュでおいしいです」
メインのスペアリブは。
JAL田邊菜穂さん:
「しっかりと煮込まれていて食感はほろほろです。お肉の旨味がぎゅっと詰まっていてとっても美味しいです。お肉も野菜もあってとてもバランスの良いメニューですね」
610キッチン武藤彩さん:
「このスペアリブプレートはママたちでご飯食べてるときに考えたものをアレンジして作っていて、見た目でも楽しめるようなバランスのとれたお料理です」
JAL田邊菜穂さん:
「料理上手なお母さんたちのアイデアが詰まっているんですね。ところで武藤さん。この机の上のマークはなんでしょうか」
610キッチン武藤彩さん:
「工場のマークでお店のロゴに使っています。実は縫製工場をリノベーションしてレストランに改装したお店になります」
JAL田邊菜穂さん:
「だからこんなに広いんですね」
こちらの建物、約40年前までは縫製工場でした。地元の人によると、当時も多くのお母さん達がここで働いていたということです。店の随所に当時の面影が残っています。
610キッチン武藤彩さん:
「例えばこのテーブルは脚がミシンの台でリノベーションして作ったり、こちらの柱はかつて蛍光灯がついていてその下にミシンの台があった」
空き家となっていた建物を買い取り、自分たちの手で改装しました。子供用の椅子を用意したり、トイレにベビーベッドを置くなど随所にお母さん目線の工夫が施されています。
お客:
「主婦は荷物が多いからお店が広くてとても助かる」
子供:
「おいしい」
さらに店の入り口には。
JAL田邊菜穂さん:
「これかわいいですね」
610キッチン武藤彩さん:
「こちらもママさんたちが作った作品です。お客様で来られて作品を作られてるんだったらお店に置いてくださいって」
地域の人も店作りに巻き込んでいます。
JAL田邊菜穂さん:
「コロナ禍で経営も大変だったのではないですか」
610キッチン 武藤彩さん:
「コロナがはやりだしてから売り上げも半減したこともあって。子供のいるスタッフも多いのですぐテイクアウトに切り替えました」
いち早く店を閉める決断をしテイクアウトに切り替えたことで、一時半減した売り上げも戻りつつあります。子育ては予想のつかないことの連続。その経験を活かし、コロナの感染状況によって臨機応変に対応しています。かつて主婦たちが衣服を作り出していた工場は今ではおいしい料理と癒しの一時を過ごせるカフェに生まれ変わっています。
山根アナウンサー:
「田邊さん取材していみていかがでしたか」
JAL田邊菜穂さん:
「縫製工場をリノベーションしてバリアフリーの空間を作り、親子でゆったりくつろげる場を提供しているお母さん達のパワーはすごいと思いました。食材も鳥取県産にこだわっていて1つ1つの料理に愛情がいっぱい詰まっていました。JALでも小さなお子様連れのお客様に安心して空の旅を楽しんでいただけるよう、ご予約から空港機内まで連携してサポートしています。また保護者の方にもリラックスしていただけるような環境づくりを心掛けています。お困りの際はお気軽に声をかけていただければと思います。
山根アナウンサー:
「田邊さん、ありがとうございました」