就任後初の出来事 工藤監督が「理想的」と喜んだソフトバンク大型連勝の中身

就任後初の出来事 工藤監督が「理想的」と喜んだソフトバンク大型連勝の中身

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2020/10/18
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◆ソフトバンク5-0楽天(17日、ペイペイドーム)

先発陣の安定感がホークスのラストスパートをさらに加速させている。東浜巨投手(30)が7回無失点の好投で自身6連勝となるチームトップタイの8勝目。チームは今季2度目の7連勝で、しかも勝ち星は全て先発投手に付いている。雨天中止の2位ロッテがお休みの間にゲーム差を今季最大の4・5に広げた。残り17試合。歓喜のゴールはもうすぐだ。

■チーム9年ぶり

1年前に抱いていた不安は杞憂(きゆう)にすぎなかった。東浜に訪れた最大のピンチは1点リードの4回。2四球も絡み、1死満塁とされた。「一度はヤマが来ると思っていた」。頼りにしていたカーブが不調で手探りの中、まず銀次をカットボールで遊飛に仕留める。続く左打席には、1打席目で11球を投げさせられた小郷。2ボール2ストライクから、選んだのは再びカットボール。内角をえぐってバットをへし折り、二ゴロに打ち取った。

「もう状態うんぬんじゃないと。途中から開き直って、ストライクゾーンで勝負できたのが良かった」。チームの連勝が始まった10日の2位ロッテとの直接対決では8回を投げきると珍しく雄たけびを上げた。今回は終始冷静だった。

この日最速152キロをマークした直球と宝刀のシンカーがさえ、7回を被安打4、無失点。2年ぶりの自身6連勝で、千賀、石川と並ぶチームトップの8勝目を挙げた。今回の7連勝では全て先発投手に白星が付いた。これは2011年以来9年ぶりで、15年の工藤監督就任後では初。指揮官も「7連勝できているのも、先発にしっかり勝ちが付いているから。チームとしては理想的な勝ち方ができている」とたたえた。

1年前、右腕は再スタートを切った。昨年6月に右肘手術を受けた東浜は、同年10月19日のみやざきフェニックス・リーグDeNA戦で5カ月ぶりに実戦マウンドに立った。チームは同日、日本シリーズ第1戦を迎えていた。東浜は「来年は大丈夫だろうか」と不安に襲われたという。

だがふたを開ければ、今年は開幕投手を務め、首のアクシデントに見舞われながらもチーム最多の貯金「7」を積み上げている。「一試合一試合、その勝負を楽しめているのは去年の経験があったからこそ」。1年前とは比べものにならない充実した日々を過ごしている。

雨天中止で試合がなかったロッテとの4・5ゲーム差、貯金20はともに今季最大。ラストでの加速は続く。ゴールも迫る中、登板した10月17日は東浜の好物でもある「沖縄そばの日」だった。「ウーバーイーツで頼んで食べたいと思います。なかなか外にもいけないので」。自身で始まった大型連勝をさらに伸ばし、ステイホームでささやかなご褒美を堪能するつもりだ。 (鎌田真一郎)

西日本スポーツ

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