「絶対に内定つかむ」 JAL 3年ぶりの採用再開 福岡の航空専門学校では涙の猛特訓も

「絶対に内定つかむ」 JAL 3年ぶりの採用再開 福岡の航空専門学校では涙の猛特訓も

  • テレビ西日本
  • 更新日:2022/06/23
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テレビ西日本

福岡市・天神のビル。

10階に上がって部屋に入ると、飛行機の模型や機内の客席が。

赤い制服を着て後ろ髪をお団子にまとめた女性たちが、次々と部屋に入ります。

ここは、38年続く航空専門学校、インターナショナルエアアカデミー。

これまで数多くの客室乗務員やグランドスタッフを輩出してきた、実績ある学校です。

「はい、どうぞお入りください」

「失礼いたします」

この日、行われていたのは模擬面接の授業です。

「もっと笑顔、もっと自分の持っている表情をまだ出せますよ、まだ出せる。返事負けているよ、殻を破りなさい!いいですか?」

「はい!」

入室の段階で教師から厳しい指導が入り、早速やり直しに。

それもそのはず。

今年、新卒採用をめぐって大きな動きがあったんです。

それはー

「大手航空会社の新卒採用再開」

日本航空や全日空など大手航空会社では、新型コロナの影響で2020年から新卒採用が見送りに。

フジドリームエアラインズなど一部の独立系の航空会社では新卒採用を行っていたものの、大手の採用中止で募集が激減した状態が2年間続いていました。

そんな中、今年、JALグループは3年ぶりに新卒採用を再開すると発表。

今後の航空需要の回復を見込めるとして、2023年度に入社する客室乗務員や総合職などを募集します。

採用の担当者はー

◆日本航空 採用担当 中山洋彦さん

「念願がかなったというのが率直な感想ですね。エントリーが始まってからも非常にたくさんの皆さんに志望・希望を持っていただいて、非常にうれしく思っています」

語学力や航空知識、接遇マナーなどを学ぶこの専門学校。

この2年間、例年通り授業を行い、数少ない新卒採用に諦めずチャレンジしてきた生徒たちは、採用の本格的な再開に期待を膨らませています。

◆インターナショナルエアアカデミー 嶋田嘉志子学院長

「さあ、その時が来たと。(生徒は)最高にモチベーション、高いと思います」

Q先生もうれしいですよね?

「嬉しいです。こちらもモチベーションさらに上がりますよ、よしきたぞ、みたいな」

以前、全日空の客室乗務員だった嶋田学院長。

自身も当時、倍率が高い中、諦めずに就職活動を乗り切っただけに、生徒の立場に立って指導しています。

◆インターナショナルエアアカデミー 嶋田嘉志子学院長

「不合格通知もらったこともありますし、だからあの子たちの気持ちが分かるんです」

この日、模擬面接の授業を受けていたのは、就職活動真っ最中の2年生。

去年、コロナ禍で採用が中止し、先が見通せないなか専門学校に入学した、志が高い生徒たちです。

面接本番が目前に控えているため、授業とはいえ、ただならぬ緊張感が。

「では山路さん、最近感動したことは何かありますか?」

「はい。私が最近感動したことは…」

「もう、この間はダメ。シンプルな質問のところで立ち止まってるっていうのは、もう明らかに準備不足」

「自分が言いたいことを見失っているのかも」

「でしょ、だから先生言っているの、山路のスピーチはそんなもんじゃない」

「谷内がやるだけのことをやって、今ここにいますか?まだやれたね、まだやれたね。先生もそう思う」

張り詰めた雰囲気です。

そんな中、人一倍強い想いを持った生徒がいました。

◆盛山紫咲さん

「私の足をご覧ください、この桜島大根のような強い脚は、15年間習い続けてきたクラシックバレエで身につけた強い体力のある証です」

個性あふれる自己紹介を見せた、鹿児島市出身の盛山紫咲さん(20)。

実は彼女、今年の春に地元の短期大学を卒業しています。

◆盛山紫咲さん

「コロナ禍でなかなか航空業界の採用がなく、また採用試験で失敗してしまったので、今年は採用がまた再開するだろうと思って、絶対に客室乗務員の内定をつかもうと思ってIAAに入学しました」

去年、新卒採用が少なく内定を掴むことができなかったことから、この学校に入学して再チャレンジ。

幼稚園のころから憧れていた客室乗務員になるために、英語に加えて韓国語の勉強も積極的に進めているといいます。

◆盛山紫咲さん

「採用試験が始まるので、本当にワクワクした気持ちでいます。やっと面接官に会えるのか、今までの思いが伝えられるのかと思ったら、ワクワクでいっぱいです」

徐々に始まっている、大手航空会社の採用試験。

コロナ禍を耐え抜いた生徒たちは、強い想いを持って面接に挑みます。

◆池野愛菜さん

「今のご時世に、なんで目指すの?だったりとか、母からもなんでわざわざ行くの?っていうのはすごく言われましたし、大丈夫とか言われたけれど、コロナ禍であっても絶対に自分の夢を曲げないって思って、絶対に大丈夫と思いながら毎日頑張っていて、いまやっと道が開けてきたので信じてきてよかったなって思います」

待ち望んでいた、本格的な採用再開。

生徒たちはいま、夢に向かって飛び立とうとしています。

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