注文住宅は間取りが大事?!成功する決め方を徹底解説!

注文住宅は間取りが大事?!成功する決め方を徹底解説!

  • MONEY TIMES
  • 更新日:2023/03/19

注文住宅において間取りをどのように決めるかは、その後の毎日の生活に関わる大切な要素となります。今回は、間取りの決め方のポイントについて、さらには注文住宅の間取りの施工例や失敗例なども取り挙げていきますので、注文住宅を考えておられる方はぜひ参考にしてみてください。

■注文住宅の間取りの重要性

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(画像=『工具男子』より引用)

注文住宅の間取りをどのようにするか決めることは、とても重要なことです。その家の収納力がどれほどになるか、さらには家族の中でのお互いのコミュニケーションの取りやすさなども、この”間取り”が大きく影響してくることがあるからです。スムーズな暮らしができるよう、間取りについては特に真剣に考慮しましょう。

●間取りの決め方の手順・流れ

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(画像=『工具男子』より引用)

間取りの重要性については理解することができても、実際にどのように間取りを決めていけるのかがわからないという方も少なくありません。間取りの決め方の大まかな流れは以下のようになります。

自分の中で間取りのイメージを膨らませておく

間取りについてのハウスメーカーの提案を聞く

自分とハウスメーカー両者のイメージをすり合わせていく

基本的にはこのような手順で間取りを決めてくことができます。自分のイメージにぴったりの写真などを用意しておくと、ハウスメーカー側にも伝えやすくなるかもしれません。

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(画像=『工具男子』より引用)

もちろん家の構造や安全性など、さまざまな点が関係することなので、すべてが自分の思い通りにはならないかもしれませんが、はっきりとしたイメージを持っておくことは大切です。

■注文住宅の間取りの決め方のポイント

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(画像=『工具男子』より引用)

では、注文住宅の間取りを決めていく際のポイントについて見ていきましょう。特に押さえておきたい、大切な7つのポイントについてご紹介しますので参考にしてみてください。

●決め方のポイント①ゾーニングをする

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(画像=『工具男子』より引用)

間取りの決め方で、最初に行うと良いのがゾーニングです。まず、敷地の中での建物と庭や駐車場などのゾーンの振り分けを考えていきます。その土地の状況などを見極めながら、割合を決めていくことができます。

その後、玄関の位置を決め、居住スペースの方のゾーニングを行っていきます。リビングやダイニングなどのゾーンや寝室や子供部屋、キッチンやバスルーム等のゾーンも考えていくことができます。この時、階段や廊下のような移動ゾーンを確保することも忘れないようにしておきましょう。

●決め方のポイント②動線を考える

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(画像=『工具男子』より引用)

間取りの決め方で大切なポイントの一つに、生活の動線を考えるという点を挙げることができます。例えば、買い物から帰った時に玄関からキッチンまでスムーズに移動して食材等をしまうことができるかどうかということも、一つの生活動線となります。

他にも、洗濯する時にはスムーズに洗濯物を干しに行くことができるか、来客時やお風呂・トイレへの移動はどうか、などと様々な動線を考慮していくことで、実用性の高い間取りを考えていくことができるのです。

●決め方のポイント③周辺環境を把握する

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(画像=『工具男子』より引用)

間取りを決める際には、周辺の環境を把握しそれに基づいて配置を考えていくことも大切です。例えば、家の前の道路がの人通りが多い場合や、隣の家の窓がこちら側にある場合、そこから家の様子が見えてしまわないように、窓の配置を工夫する必要があります。

また、近くにコンビニのような人が集まりやすい場所がある場合には、その近くに寝室を配置してしまうことの無いようにして、できるだけ静かな環境を確保できるよう考えていく必要があります。このように、間取りを決める際には周囲の環境についても把握するようにしましょう。

●決め方のポイント④家族の意見を聞く

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(画像=『工具男子』より引用)

当然のことですが、後悔しない家を建てるためにも、間取りを決める際には家族全員の意見もしっかり聞いて、できるだけ反映させることができるようにしていきましょう。

もちろん予算等の関係ですべてを希望通りにすることは不可能かもしれませんが、それぞれの希望を把握しておくことで、ハウスメーカーとのすり合わせの際にも、できるだけ希望に沿うように工夫してもらえる可能性も高くなります。

●決め方のポイント⑤10年・20年後に対応

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(画像=『工具男子』より引用)

新しい家の間取りは、できるだけ長い目で見て決めていくことも大切なポイントです。数年単位というよりも、10年や20年後にも住みやすい間取りはどの様なものなのか、という事も考慮に入れるようにしましょう。

数十年後には、子供が独立していくことが考えられますし、親の介護の必要も生じるかもしれません。そのような状況になった場合にも便利で暮らしやすい間取りを考えていくことは大切です。

●決め方のポイント⑥収納・コンセントの位置

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(画像=『工具男子』より引用)

収納やコンセントの位置もある程度決めていく必要がありますが、それぞれの部屋の使い道を決めることで、どの場所にどれほど必要かがはっきりしてきます。

寝室であればウォークインクローゼットを組み入れることや、ベッド付近にコンセントの取り付けが必要などがあります。ワークスペースや書斎であれば、書類等をしまうことのできるスペースが必要ですし、コンセントも多めに設置すると便利で使いやすくなります。

●決め方のポイント⑦日当たり・風通しを考える

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(画像=『工具男子』より引用)

日当たりや風通しを考えることも大切なポイントです。特にリビングのような人が集まるスペースは日当たりが良く風の通りも良い場所を選ぶことで、快適に過ごしやすくなります。

この点で、部屋のどの位置に窓を取り付けるかということも大切な要素となります。可能であれば南側に大き目の窓を配置し、北側には風が通り向けるための窓を浸かるのがおすすめです。窓の大きさに関しても、日差しの当たり方や隣の家の窓の位置等を確認しながら考慮していきましょう。

■注文住宅の間取りの成功例

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(画像=『工具男子』より引用)

では、実際に注文住宅で成功する間取りの具体的な例について見ていきましょう。4つの成功パターンについて紹介していきますので、ぜひ間取りを考える際の参考にしてみてください。

●成功例①対面キッチンを導入

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(画像=『工具男子』より引用)

間取りの成功例で多いのが、対面キッチンを選択したという例です。対面キッチンを選ぶことで、料理をしている時も家族やゲストと会話を楽しむことができますし、子供の様子も確認しながら家事をすることも可能となります。子育て中であったり、ゲストを呼ぶ機会が多い方には特におすすめです。

●成功例②可変性がある間取り

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(画像=『工具男子』より引用)

可変性がある間取りも、成功例の多い間取りとなっています。これは、ふすまや可動棚などを使用できる作りで、部屋数を増やしたり部屋を広げたりと、自由に変えていくことができるような間取りです。

子供の成長に応じて、部屋が狭くなってしまうといったケースはよくあることで、状況に応じて変化させることができる間取りにしておけば、コストも減らすことができ快適に生活していくことが可能となります。

●成功例③リビング階段

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(画像=『工具男子』より引用)

独立した階段よりもリビング階段を設置する間取りの方が、人気が高く成功例としても多くなっています。リビングに階段があることで、階段のスペースも明るく開放感のある雰囲気となりますし、おしゃれで家族と顔を合わせる機会も増え、コミュニケーションも取りやすくなるというメリットもあります。

●成功例④玄関に収納スペース

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(画像=『工具男子』より引用)

玄関に収納スペースを作ることも、便利な間取りの良いアイデアです。ある程度のウォークインスペースが確保されていることで、ベビーカーであったりアウトドア用品などの趣味の道具もしまいやすくなります。

わざわざ外に設置した倉庫に収納することを考えると、玄関で簡単に仕舞えて取り出すことのできるスペースがあるというのは非常に便利で時短にもなるためおすすめです。

■注文住宅の間取りの失敗例

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(画像=『工具男子』より引用)

注文住宅での間取りの成功例について見てきましたが、失敗例も多く報告されています。ここでは特に気を付けたい4つの失敗例について見ていきましょう。

●失敗例①振動や騒音が気になる

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(画像=『工具男子』より引用)

失敗例で多いのは、寝室のような静かな環境を確保したい場所での振動や騒音が気になるという例です。寝室等の配置を考える際は、もちろん外の環境を考えてできるだけ騒音の少ない場所に決めることが必要ですが、実はそれだけでは失敗してしまうこともあるので注意が必要です。

というのも、寝室がリビングの近くに配置されていている場合、テレビの音や話し声が聞こえてくるということもあります。さらには、子供部屋が寝室の真上に位置している場合、子供たちの足音などが寝室に響いてくることもあります。それぞれの部屋との位置関係もしっかりと考えて間取りを決めましょう。

●失敗例②コンセントの数が足りない

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(画像=『工具男子』より引用)

コンセントの数が少なかったり、配置が良くないという失敗例も多く報告されています。コンセントに関してはあまり重要視されないことも多いですが、もしコンセントが足りなかったり、必要な場所に配置されていなかったりした場合、延長コードでタコ足配線を利用することとなってしまいます。

そうなると、見栄えも悪くなり安全性の面でもリスクが高まってしまいます。そうなることを防ぐためにも、コンセントをどれだけ設置するか、そしてどの位置に必要となるのかをよく考えておくことは大切です。

●失敗例③無駄な移動が多い

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(画像=『工具男子』より引用)

間取りがうまくできていないと、家事をする際にも不必要に時間がかかってしまったり、無駄な体力を使ってしまうことになります。洗濯や料理などの家事は毎日行うものなので、家事の動線をよく考えて間取りを決めていきましょう。

●失敗例④西日が当たる部屋がある

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(画像=『工具男子』より引用)

間取りの失敗例では、西日が当たる部屋があり暑いというものも時々報告されています。できるだけ西側に大きな窓を付けないようにすることをおすすめします。特に、西日が入る場所にキッチンがあり、その近くに食品を置くスペースを作ってしまうと、食品がすぐに傷んでしまうことも考えられるので注意が必要です。

■生活のしやすさをイメージして注文住宅の間取りを決めよう

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(画像=『工具男子』より引用)

注文住宅において、間取りを決めていくのはとても大切なステップであるといえます。ライフスタイルに合わない間取りの場合、長年にわたって不便を感じることになってしまうからです。間取りを決める際には、生活のしやすさをよくイメージしながら、長く快適に住むことのできる家となるように慎重に決定していきましょう。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

提供元・工具男子

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