ブロックチェーンみたい? 暗号化した分散データを世界中のサーバーに保存するクラウド・ストレージ型HDD

ブロックチェーンみたい? 暗号化した分散データを世界中のサーバーに保存するクラウド・ストレージ型HDD

  • ギズモード・ジャパン
  • 更新日:2021/06/10
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Image:GREEN FUNDING

ハードディスクをクラウド化して空き容量を世界と共有。

一度購入すれば月額料金が要らず、暗号化した分散データを世界中の同デバイスに保存するクラウド・ストレージ「Cubbit(カビット)」が、現在ふたつのクラウド・ファンディングで出資金を集めています。

これには512GBと1TBの2種類があり、HDDとして使いながらもAIによって暗号化&分割したデータを世界中の「Cubbit」をサーバーとして分散させるため、大事なデータの漏洩がなく、本体が壊れてもデータにアクセスが可能になります。データの閲覧は鍵を持つ自分にしかできないため、運営会社でも覗けずセキュリティー面でも安心です。

「Cubbit」は1台につき4つまでのアカウントを作ることができ、家族や同僚などもアクセスし、各々のストレージを持つことが可能です。

36カ所のCubbitに分散&複製を置く

ひとりのユーザーは、世界にある36カ所の「Cubbit」を使うことになります。まず保存データは24分割され、ネットワークにある24カ所の「Cubbit」に保存されます。さらにはそれらのコピーが12カ所に保存されるので、自分の「Cubbit」が壊れても復元が可能。世界中にある36個が同時に壊れない限り、データは無事なのだそうです。ちなみに、暗号化は金融や政府機関が使う、共通鍵暗号アルゴリズムAES-256を使っています。

実は倍の容量が内蔵されている

またユニークなのは、たとえば1TBモデルを買うと自分用の容量が1TBあるのに加え、世界の何処かにいるユーザーのバックアップ用にもう1TBが内蔵されているという点(512GBなら他人用に512GBを確保)。

空き部屋を他人にシェアさせている代わりに、自分のデータも誰かの家に間借りしているイメージなんですね。

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Image:GREEN FUNDING

今後はHDDを追加できるように

今後は1台の「Cubbit」につき最大で4TBまでのHDDを接続できるよう、アップデートが行われるとのこと。ですがそれを行うと、HDD内の半分の容量が、コミュニティーのためのクラウドとして使われることになります。

そういうこともあってなのか、将来的にもっと大容量のHDDを繋げるよう計画しているそうな。

ふたつのクラファンを比べると

kibidangoでは512GBが超早割で3万5,000円、1TBなら4万6,500円、1TBが2個セットで8万円から出資できるようになっています。GREEN FUNDINGでは超早割が完売になっているプランもあるので、欲しい方はまずkibidangoをチェックしてみてください。

ユーザーがたくさんいてこそ

サーバーの維持はコストかかるものなのですが、ユーザー個人個人で互いにストレージをシェアすることで、その保守と運営の費用をなくそう、というのが「Cubbit」の狙い。個々のユーザーが持っているコンピューターと回線に後付けし、アップデートなどメンテナンスも各ユーザーが行うことになるわけですね。しかし電源を落としたり回線を切ったりすると、それだけバックアップの効率が落ちたりしないのか? あとはユーザー数が大量にいてこそ成り立つサービスかなという気がします。今は良くても、後々で数TBのHDDがもっと安価になれば、人々はそっちに手を出し、Cubbitが廃れる可能性も無きにしもあらずです。

心配はさて置き、すでに世界を相手にしたINDIEGOGOとKICKSTARTERでは成功しているとのことで、日本のkibidangoでは執筆時に目標金額の360%を達成、GREEN FUNDINGでも348%を達成していました。締切はまだ2カ月近く先なので、次世代のストレージ試してはいかが?

Source:Cubbit,YouTubeviakibidango,GREEN FUNDING

岡本玄介

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