
西武・辻監督(東スポWeb)
パ首位の西武が5日のロッテ戦(ベルーナ)で延長10回、川越誠司外野手(29)の2号サヨナラ弾で4―3の勝利。前夜の中村に続き、連夜のサヨナラ弾勝ちで4連勝とし、貯金を今季最大の10とした。
西武が2試合連続のサヨナラ勝ちを記録するのは、2002年5月10、11日に松井稼(現ヘッドコーチ)が連夜のサヨナラ弾を放って以来、20年ぶりとなった。
お立ち台に上がった7年目の苦労人は、プロ入り初のサヨナラ弾に「最高でーす! 打った瞬間行ったと思ったんですが、ギリギリであせりました。今日は自打球が当たって、デッドボールが当たって、大当たりだったので最後に(バットに)当たってよかったです」と価値ある一撃を喜んだ。
それにしても、勝負の8月に入って4戦4勝。源田、森、中村、川越という日替わりヒーローが誕生するのも18、19年に連覇したシーズンをほうふつとさせる。
辻監督は「今日は誰が勝ち投手とかじゃなく、チームが苦しみながら勝てたことが一番大きい。どんな形であれ1勝です。そうですね、(連覇を果たした2年間の)8月の暑い時期の勢いは素晴らしかった。そういういいことは信じて、あの時のように1戦1戦粘り強く戦って行くのが一番の近道だと思います」。
18年、19年の8月をともに6割4分5厘以上の勝率で駆け抜けたあの猛打のチームが、今度は投手力主体のチームへと形を変え、再び8月を猛烈な勢いで突っ走ろうとしている。
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