かつてクジラを加工する事業所があった宮城県女川町で25日、クジラ肉が学校給食で提供され、子どもたちが味わいました。
【写真を見る】「おいしかったのでまた食べたい」中学校の給食に“クジラ肉”登場 かつて捕鯨で栄えた宮城・女川町
学校給食に提供されたのは、北西太平洋の商業捕鯨で捕獲されたニタリクジラの赤肉で、ゴマを絡めた「ゴマがらめ」として振る舞われました。
女川小学校の4年生のクラスでは、児童31人が弾力があって食べごたえがあるというニタリクジラをおいしそうに味わっていました。
児童「ゴマと和えているんですけど、ゴマとクジラがすごく合いました。おいしかったので、また食べたいです」
「おいしかったです。すごくうれしいと思います」
町では、1995年から年に1回、学校給食にクジラ肉を提供しています。町によりますと、50年ほど前まで、町内にクジラを加工する事業所があり、町民も、普段からクジラを食べる習慣があったということです。