
"パリ五輪予選開幕前日の練習に臨むバレーボール女子日本代表の松井珠己"
バレーボール女子のパリオリンピック(五輪)予選は19日、東京大会第3日が国立代々木競技場であり、日本は、プエルトリコに勝ち、開幕3連勝を飾った。チーム最多の24得点をあげた井上愛里沙らの活躍で、3試合連続のストレート勝ちとなった。
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6大会連続の五輪出場をめざす日本は、20日の第4戦でブルガリアと戦う。
■真鍋監督「きょうは松井に尽きる」
第2セット途中、真鍋政義監督が流れを変える一手を打った。相手に4連続得点を許して9―11とされたところでセッターを交代。3戦連続先発の関菜々巳に代え、松井珠己をコートに送り出した。
松井は「ムードが良くなかったので、雰囲気を作ろうと思った」。意識したのはトスをゆっくりでもふわりと高くあげることと、プエルトリコの動きをよく見ること。相手のブロックに捕まることが減り、井上愛里沙らのスパイクが次々に決まり出す。ツーアタックで自ら得点するうまさも見せた。
第3セットには10連続得点を奪った攻撃をリードした。「体と頭の準備ができていた」と松井。試合後、真鍋監督は手放しで褒めた。「トリッキーなトスが非常に効果的だった。きょうは松井に尽きる」
アルゼンチン(1勝2敗)3―0ベルギー(1勝2敗)、トルコ(3勝)3―1ペルー(3敗)、ブラジル(3勝)3―2ブルガリア(3敗)