約90年ぶりの鉄道駅 松井玲奈さんが出発の合図 佐賀県嬉野温泉

約90年ぶりの鉄道駅 松井玲奈さんが出発の合図 佐賀県嬉野温泉

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2022/09/23
No image

"一日駅長を務めた松井玲奈さん(右)と初代嬉野温泉駅長になった中野裕介さん=2022年9月23日午前5時36分、佐賀県嬉野市のJR嬉野温泉"

西九州新幹線(武雄温泉―長崎)が開業した23日、ともに「温泉」を冠した佐賀県内の2駅でも出発式があり、住民や関係者らが地域の新たな門出を祝った。

一筆書きで鉄路1万キロ 最長きっぷの「終点」、33年ぶりに変更へ

同県嬉野市の嬉野温泉駅では午前5時半から式典があった。新幹線好きという俳優の松井玲奈さんが一日駅長に任命され、村上大祐市長と一緒にくす玉を割った。

市内では約90年ぶりとなる鉄道駅の誕生。武雄温泉行きの「かもめ2号」がホームに滑り込んでくると、待ち構えていた関係者から大きな拍手が起こった。松井さんと、同駅の初代駅長となる中野裕介さんが午前6時42分、かもめに出発の合図を送り、車両は武雄温泉駅に向かった。

松井さんはテレビ番組で、スタジオに用意された西九州新幹線を走るN700S「かもめ」の座席には座った経験がある。

開業前日の22日、佐賀県内を舞台にした主演映画「緑のざわめき」(夏都愛未監督)の完成報告で県庁を訪れた松井さんは、木を生かしたかもめの座席について「ただ移動するというより、旅を楽しむための車両と感じました」と絶賛した。

開業の式典では列車を見送るだけで、乗車できなかった。「乗れないのが残念。また乗りに来たい」

N700Sは、東海道新幹線や山陽新幹線でも採用されている。開業の式典後、報道陣に「開業で期待することは」と問われると、「今回の車両は、外は東海道新幹線(のN700S)と同じものを使っているんですが、内装は全く違う。指定席の座席のカラーが車両ごとに違うので、乗ることを楽しめる」などと、詳しく説明。「鉄道に乗って旅を楽しむ人がこれから増えたらうれしい」と結んだ。

在来線特急「リレーかもめ」と西九州新幹線の乗換駅となる、武雄温泉駅(同県武雄市)でも、午前5時半から出発式があった。

市内在住で大の鉄道ファンという岩井世運(せうん)君(4)が一日駅長に任命され、くす玉開きや関係者らの改札通り初め、テープカットなどが行われた。

同駅発車の長崎行きの一番列車「かもめ1号」に乗務する、市内出身の運転士山口耕右(こうすけ)さんと、車掌の黒田雄介さんがJR九州の青柳俊彦会長に向かい、安全運転を宣言した。

かもめ1号は午前7時3分、岩井君と山本芳嗣駅長の出発の合図で警笛をならし、ゆっくりと加速。乗客とホームで見送る人が手を振り合って出発を喜んだ。(長沢幹城、寿柳聡)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加