中田にプロ初の送りバント 聖域なき巨人野球に「原采配ならあって当然」と高代氏

中田にプロ初の送りバント 聖域なき巨人野球に「原采配ならあって当然」と高代氏

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2022/05/14
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4回、バントを成功させた中田(撮影・伊藤笙子)

「巨人5-2中日」(13日、東京ドーム)

巨人・中田翔内野手(33)がプロ初の犠打を披露する一方、八回には左翼へ3号2ランを放つ活躍でチームの勝利に貢献した。大砲に容赦ないバント指示。デイリースポーツウェブ評論家の高代延博氏は「原采配なら当然」と語り“聖域なき巨人野球”があらためて証明される試合となった。

◇ ◇

中田がプロに入って初めての記録になる送りバントを決めたね。おそらく高校時代にも経験したことがないんじゃないか。緊張したと思うね。

(場面は四回無死一、二塁。打席に中田。初球がバントでファウル。2球目を投手前に転がし成功させた)

しかし、初めてにしてはバットとボールの接点がベースの前にあったし、いいところに転がしていた。ちょっと不格好ではあったけどね。成功させるところにセンスを感じさせる。

(その後一死二、三塁から大城の二ゴロでポランコが生還し、1点をもぎ取った)

中田は送りバントを決めたことが、六回の中前打、そして八回のレフトへの2ランにつながっていったんでしょう。

バントには自己犠牲が必要。それは究極のチームプレーと言えるし、これを成功させたことで彼の視野がグッと広がったのではないか。

これまで「打った」「打たない」ばかりに注目が集まっていたが、それだけが野球ではないということを味わったように思う。

バントに関して彼がどう思ったのか、それは分からない。だが、試合後の中田の笑顔が印象的だったね。ホームランは完璧だったし、体じゅうに充満していたモヤモヤを吹き払ったような晴れやかな顔をしていた。

結果的に中田を生き返らせたこの送りバントだが、これは原監督だから出せたサインだろうね。

これまでにも阿部(慎之助)コーチや坂本に勝負どころでバントさせていた。だからあって当然。巨人に聖域はないということですよ。中田もこれで巨人の一員になれたと思えるのではないか。

バントに関して言えば、先発した戸郷が今年は格段に上達している。昨年までよく失敗していたが、見違えるように上手になっている。この試合でも三回に一発で決めていた。

相当、練習したんだろうね。その成果というか影響なのか、打撃もよくなっているように見える。

バントは地味だが大事。丸のホームランに始まり中田のホームランで終わったこの日の巨人だが、その間に2つのバントをソツなくこなしていた。いい試合だったと思うね。

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