Androidアプリが使える ── ファーウェイ HarmonyOS 2 を Mate 40 Pro で試用(山根博士)

Androidアプリが使える ── ファーウェイ HarmonyOS 2 を Mate 40 Pro で試用(山根博士)

  • Engadget
  • 更新日:2021/06/10
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HarmonyOS 2

ファーウェイが独自に開発したHarmonyOS 2を早速試してみました。2021年6月6日時点では中国で発売されたMate 40シリーズやP40シリーズのみが対象。日本を含む海外販売品のHarmony OS 2へのアップデート時期は未定となっています。

HarmonyOS 2へのアップデートは設定アプリではなく「My Huawei」から行います。なお、筆者の場合、ファーウェイのアプリストア「AppGallery」で国設定を「中国」にしなければ、My HuaweiにHarmonyOS 2へのアップデート項目が表示されませんでした。

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アップデート前のEMUIバージョン(左)。My Huaweiアプリを開いてHarmonyOS 2へアップデートする直前の画面(中)。HarmonyOS 2へのアップデートが完了した後の画面(右)

アップデート後のホーム画面はAndroidとほぼ変わらないように見えますが、アイコン4コマ分(2x2)を使うウィジェットが表示されています。これはファーウェイの音声AIアシスタント「Celia」のウィジェット。他の違いとしては、一部のアプリのアイコンの下に細いラインが入っていることに気が付きます。

また、筆者のMate 40 ProにプリインストールされたAndroidアプリの起動が可能。つまりAndroidアプリがHarmonyOS 2上で動作するということです。

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HarmonyOS 2のホーム画面。正方形のウィジェットは2x2サイズ。一部アイコンの下にラインが見える

画面の右上から下にスワイプするとコントロールパネルが現れます。このデザインはファーウェイAndroid端末のEMUIとはだいぶ異なります。アイコンを多用しており、iOSのようなイメージです。真ん中の「スイッチ」部分にはよく使うショートカットを登録でき、標準では5個のショートカットと画面輝度調整バーが表示され、それを下にスワイプすると登録したものが表示されます。

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コントロールパネルのデザインはiOSに似ている。画面右上から下にスワイプで表示される

HarmonyOS 2の特徴の1つがホーム画面でのアプリのクイック情報表示とウィジェット化です。iOSでもAndroid OSでも、ウィジェットを配置する際はウィジェットを呼び出して張り付けます。一方、HarmonyOSはウィジェットがアプリに統合されています。アイコンの下に細いラインが表示されたアプリであればウィジェット化できます。

たとえば「時計」アプリの上を指先で上にスワイプすると、アイコンの上に時計が表示され、アプリを開かなくても現在時刻がわかります。アプリの最新情報などもクイック表示が可能。HarmonyOS 2ならアプリアイコンをスワイプするだけで知りたい情報をすぐに表示できます。

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下にラインのあるアイコンを指先で上にスワイプすると、アプリの内容のクイック表示ができる

さらに、表示された時計の左上にあるピンアイコンをタップすると、この時計がそのままウィジェットとしてホーム画面に貼り付けできます。つまりウィジェットを呼び出してホーム画面に張り付けるのではなく、クイック表示できるアプリなら「クイック表示」→「ウィジェット」と、そのまま貼り付けできるのです。

そして、ウィジェットはアプリによって表示内容やサイズが複数用意されているものがあります。ウィジェットの長押しで「その他のスニペット」が表示され、それを選択すればウィジェットスタイルの変更が可能。時計であれば「単一の時計」「世界時計」のどちらかを選べます。

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アプリのクイック表示からそのままウィジェットとして貼り付け可能(左)。ウィジェットを長押しすると「その他スぺニット」が表示される

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スぺニットは複数のウィジェットデザインを提供。時計なら世界時計ウィジェットに切り替えできる

他にも「カレンダー」「メモ帳」「ヘルスケア」「天気」「ギャラリー」などのアプリがこのクイック表示&ウィジェット化に対応しています。いずれサードパーティーも含めて多くのアプリが対応するのでしょう。これによりHarmonyOS 2はホーム画面を自分にあった最適なスタイルにカスタマイズできます。

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HarmonyOS 2発表会でデモされたホーム画面のカスタム事例。ウィジェットはアプリによって正方形以外のサイズもある

さて、ホーム画面に配置するアプリフォルダもHarmonyOS 2では使いやすくなっています。フォルダの形状はアプリ4個分の正方形で、正方形のウィジェットと同サイズ。このフォルダの中にアイコンを3x3の9個表示できます。つまりフォルダを開かずにアプリの確認と起動ができます。なお、類似のアプリをひとまとめのフォルダにしてくれる機能もあるようですが、筆者の端末では確認できませんでした。

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アプリホルダは大型化できる。3x3=9個のアイコンを表示し直接タップして起動できる

HarmonyOS 2では新たに「MeeTime」というビデオ通話アプリが追加されています。複数の相手との通話に加え、スマートフォンでMeeTimeで通話しながら帰宅後、自宅のタブレットやスマートTVにそのまま画面を飛ばして切り替えて通話を続ける、といった機能も搭載されているとのこと。

今回はHarmonyOS 2の対応端末が1台しかないため、MeeTimeを試せませんでしたが、MeeTimeは「複数デバイスをシームレスに連携できる」というHarmonyOS 2のメリットを実現したアプリの1つなので、今後の展開が楽しみです。

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複数デバイスでビデオ通話をシームレスに切り替え可能なMeeTime

HarmonyOS 2はタブレットなどとタスクのシームレスな連携も可能です。今回はスマートフォン1台だけでHarmonyOS 2を試用したので、UIが進化したことくらいしか実感できませんでしたが、今後は複数のHarmonyOS 2対応端末を使ってiOS / Androidに対抗するファーウェイのエコシステムをより深く体験してみようと思います。

関連記事:ファーウェイの HarmonyOS 2 、Androidに代わるエコシステム採用へ(山根博士)

山根博士 (Yasuhiro Yamane)

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