佐賀県唐津市を舞台にした大林宣彦監督の映画「花筐/HANAGATAMI」

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/12/06

佐賀県唐津市を舞台にした大林宣彦監督の映画「花筐/HANAGATAMI」の先行上映会が7日、同市で始まる。檀一雄原作の純文学の小説を、終生の夢をかなえて映画化した作品。6月に市内であった試写会をのめり込むように見て、福岡市で9月にあった映画祭での上映にも、ひきつけられるように赴いた。

印象に残るのは唐津くんちの宵ヤマで虹の松原をシルエットに、幻想的に列をつくる曳山(ひきやま)。伝統を守り継いでいこうとする曳(ひ)き子たちの懸命な姿は、豊かな精神が根付く里の平和な暮らしそのものだ。

ただ、物語が展開するのは日本が戦争に突入していった陰鬱(いんうつ)な時代。平和を切実に願っても、青春は「戦争の消耗品」でしかなかった。それでも「自分の命ぐらい、自由にさせてほしい」と、自分らしく生きた若者たちの魂を鮮烈に描く。「敗戦を知る最後の世代」の大林監督が、映画人生の集大成と位置づける作品だ。 (下村佳史)

=2017/12/06付 西日本新聞朝刊=

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