お隣に引っ越してきた難敵!?

お隣に引っ越してきた難敵!?

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/10/13
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アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督からすると、何とも厄介な男が隣に引っ越してきたものだ。

練習場がアーセナルと隣接しているワトフォード。今シーズンから、そのワトフォードを率いるのがポルトガル人指揮官のマルコ・シウヴァである。ヴェンゲルからすれば、2年前のチャンピオンズリーグでオリンピアコスに敗れた際の敵将という因縁の相手でもあるのだ。

マルコ・シウヴァは今年1月に降格濃厚だったハルを救うべくイングランドにやってくると、最終的には降格の憂き目に遭ったが好印象を残してワトフォードに引き抜かれた。ワトフォードでは就任後の最初のミーティングで「チーム内に何かを築こう」と選手たちに話したという。それは責任や献身性といったチームの和を意味していた。そして指揮官は、9月末の前節ウェストブロム戦で後半追加タイムに同点に追いつくと、「チームの結束力を感じられる場面があった」と手応えを口にした。

ここまでわずかに1敗で8位につけるワトフォード。わずか数カ月で変貌を遂げた彼らだが、最大の変化は不屈の精神にある。開幕戦のリヴァプール戦では、一時逆転を許すも後半追加タイムに追いつき3-3。第6節のスウォンジー戦では90分に決勝弾。さらに前節ウェストブロム戦では95分に追いついてみせた。ワトフォードは、今季プレミアで11ゴールのうち実に36%の4ゴールを85分以降に奪っているのだ!

この粘り強さは、マルコ・シウヴァという人間を知る者からしたら決して驚きではない。彼の現役最後のクラブとなったポルトガルのエストリル(当時2部)は、破産寸前で給料未払いの問題を抱えていた。だが、新たなオーナーがやってくることを知っていた主将のマルコ・シウヴァは、気持ちが離れてしまった仲間を説得しながらプレーを続けてクラブを消滅の危機から救ったという。

その後、エストリルの監督として結果を残したシウヴァは、ポルトガルの名門スポルティングに引き抜かれると、クラブに7年ぶりのタイトルをもたらした。そのポルトガル・カップ決勝戦も、2点を先制される苦しい展開だったが、93分に追いついてPK戦の末に栄冠を手にした。そしてオリンピアコスを率いた2015/16シーズンには、CLでアーセナルと対戦。敵地エミレーツ・スタジアムで3-2の番狂わせを演じてみせた。とにかく逆境に強い男なのだ。

さらに、現在ワトフォードで3得点とブレーク中のブラジル人アタッカー、リシャーリソンを口説き落としたのもシウヴァ監督だ。実は20歳のリチャーリソンはアヤックスへの移籍が内定していたという。しかしリシャーリソンが正式契約のためにオランダへ渡ろうかというときに、指揮官は電話を入れて説得した。さらにフロントにも「絶対に獲るべき選手だ」と掛け合ったという。

対するアーセナルは、代表戦でDFシュコドラン・ムスタフィを怪我で失い、DFセアド・コラシナツも軽度の負傷。DFローラン・コシェルニーも慢性的なアキレス腱の痛みで復帰が危ぶまれる。ヴェンゲルは、最終ラインに不安を抱えたまま、厄介なお隣との一戦に臨むことになる。

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