水原希子のサントリーCMへの批判と米山隆一・新潟県知事”炎上発言”の深層|やまもといちろうコラム

水原希子のサントリーCMへの批判と米山隆一・新潟県知事”炎上発言”の深層|やまもといちろうコラム

  • デイリーニュースオンライン
  • 更新日:2017/09/17
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Photo by Snapwire Snaps

先日、新潟県知事を務める米山隆一さん(50)が、中国から日本へすでに帰化している評論家の石平太郎さんに対し、かなり痛烈に罵倒する内容のツイートをしたところ「民族差別ではないか」と批判が殺到、大炎上する事態が発生しました。

新潟・米山隆一知事が石平氏投稿に「吐き気を催すほど醜悪」とツイート「差別発言」の批判相次ぐ - 産経ニュース

元になった米山さんのツイートはこちらです。

適不適の判断はさておき、いずれにせよ望月記者は自国の政府に対し直接対峙している。一方石平氏は今や、祖国を離れ、独裁政権と批判する中国政府と直接対峙することなく日本人向けに中国政府批判を展開しているに過ぎない。闘う望月記者の歌を闘わない石平氏が笑う事は吐き気を催すほど醜悪だと思う。https://t.co/YR8F8NQInw

— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama)2017年9月9日

これが民間人同士の罵倒合戦であれば、双方飽きるまで戦い抜けばそれで済むところではありますが、米山隆一さんが新潟県知事という文字通り公人であることもあって、非常にヒートアップしたまま数日が経過しています。

民進党からの推薦を得て新潟県知事選に勝利した米山さんですが、Twitterでの書き込みはご本人が書かれているようで、見る限りかなりざっくばらんなお話をされるお人柄のようにも見受けられます。あんまりこう、堅苦しく何かを論じあげるというよりは、日頃行っていることや気づいたことをつらつらと書き綴る的なスタイルでやられているのが印象的です。いままでの左翼路線の米山さんというよりは、よりネット社会や有権者に向けて一歩前に出た感があるあたりは、むしろ米山さんに「うまさ」を感じます。

このあたり、米山さんの洒落が効いてて面白いんですよね。

新潟経済同友会で、「新潟県の人口問題対策の方向と取り組みについて」と題して講演を行いました。因みに現在私自身、少子化の主因の一つである「未婚」率の計算における分子に当たる訳ですが、せめてもう一つの原因である「晩婚」率の分子になれる様頑張りたいと思います、はい。pic.twitter.com/GQRklJ0FkM

— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama)2017年9月13日

また、新潟県知事に就任したあとの米山さん、県庁内では当初はかなりの変人ではないかという警戒感も強かったとされていますが、その後の経緯を聞き及ぶ限りは「思った以上に無難な知事」であり、前任の泉田裕彦さんよりも柔軟であるという評価もあり、地元の新潟大学などでも学術研究に理解のある知事であるとの話題も出ているようです。

ところが、実際に起こした炎上というのは上記のように筆が滑ったような「政敵への中傷」みたいなノリであって、ご本人も「しまった」と思ったのか、微妙に発言内容を修正して批判をかわそうとする動きも見られます。政治的なスタンスの異なる人物への言及が火種となって失言騒動になってしまうのは米山さんにとってはもったいないことではあるのですが、産経新聞など報道も出て、焚き付けが増えると大変なことになるのではないかと危惧しています。

一方、タレントの水原希子(26)を起用したサントリー「プレミアムモルツ」の宣伝においては、今度は東京新聞が焚き付けるような形で水原希子に対する差別発言が続出している状態です。

ザ・プレミアム・モルツ Twitter

#今日はパエリアとプレモルと水原希子さんがパエリア作りに挑戦!#母の日はおいしい料理と#香るエールを愉しんでみませんか?https://t.co/2FKcru6xeQ#惚れたっ#赤より白より青が好きpic.twitter.com/9yStBy2rxz

— ザ・プレミアム・モルツ (@PremiumMalts_jp)2017年5月11日

もともとアメリカ人の父親と韓国人の母親を持ち神戸で育ったという水原希子が「日本人ではまったくないのに日本人名で日本人のように日本で活動している」というあたりに批判の軸足を持つ批判が続出している状態で、他の韓国人タレントを起用するよりも強いアレルギー反応を起こしているようにみえるのが印象的です。

石平太郎さんにせよ、水原希子にせよ、著名人の出自で問題視されることはもちろん、誰が批判したかでこれを報じる新聞社が産経新聞になるのか東京新聞になるのかが決まるというのも興味深いところです。左派系知識人から新潟県知事になった米山さんの差別発言は産経新聞が攻撃し、twitterに棲息するネトウヨが水原希子を中傷すると東京新聞が紙面にすることになります。紛れもなく党派性そのものです。こうなるともはや差別発言に対する批判自体は単なる話題の「具」であって、実際にはそれを言った人の属性で右と左に分かれて論争しているに過ぎない、ということがよく分かる事例なのではないかと思います。

昨今のネット発言によるウェブ炎上は、ある意味で失言をした人のバックを取りに行く敵対的な党派の人たちによる仕掛けが増えてきたように思います。単純にみんなが問題だと思って話題にするというよりは、嫌いな人が無分別な発言をうっかりしたときに槍玉に上げに行く仕組みがかなり整ってきているのではないかと感じる次第です。

著者プロフィール

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ブロガー/個人投資家

やまもといちろう

慶應義塾大学卒業。会社経営の傍ら、作家、ブロガーとしても活躍。著書に『ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」』(宝島社新書)など多数

公式サイト/やまもといちろうBLOG(ブログ)

やまもと氏がホストを務めるオンラインサロン/デイリーニュースオンライン presents 世の中のミカタ総研

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