火星の表面に地下の氷が露出している場所が見つかる

火星の表面に地下の氷が露出している場所が見つかる

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  • 更新日:2018/01/12
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byScott Rodgerson

火星探査機の観測データによって、火星に氷があるという事実は以前からわかっていましたが、このたび、火星表面に厚い地下の氷が露出している場所があることが判明しました。

Exposed subsurface ice sheets in the Martian mid-latitudes | Science

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http://science.sciencemag.org/content/359/6372/199

Steep Slopes on Mars Reveal Structure of Buried Ice | NASA

https://www.nasa.gov/feature/jpl/steep-slopes-on-mars-reveal-structure-of-buried-ice

火星表面近くに地下氷河、厚さ100メートル以上 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

http://www.afpbb.com/articles/-/3158250

火星に氷が存在することを確かめたのは、2008年に打ち上げられた探査機「フェニックス」。このときは北緯68度の地点で「白い塊」を確認。3日後に撮影された写真から塊が消えていたため、白い塊は氷で、蒸発したものと考えられました。

今回氷の露出が見つかったのは、火星の北半球と南半球でそれぞれ緯度約55度~58度の地域。地球でいうとスコットランドや南アメリカ大陸の最南端・ホーン岬の位置にあたります。

NASAの火星探査機から送られてきた高解像度写真には、青い帯が確認できます。これが、地下の氷が地表に露出している部分です。ちなみに、色は画像処理によって強調されています。

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by NASA/JPL-Caltech/UA/USGS

写真は500m四方を撮影したもの。氷が露出している部分は高い崖になっていて、写真上部と下部との標高差は130m。斜面に露出している氷の高さ(厚み)は80mほど。

氷が帯状の模様を描いているのは、昔、火星の地軸の傾きがもっと大きかったころに氷が雪のように堆積したためと考えられており、今後、この氷の層を調査することで、火星の気候変動の履歴や、人類が将来火星探査に挑むにあたっての潜在的な水資源の情報が得られると考えられています。

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