
車椅子の女性が縫い上げる伝統芸術 中国湖北省
【新華社黄岡5月26日】中国湖北省黄岡市紅安県の七里坪鎮長勝街にある民間刺しゅうの伝習所では、地方色豊かな刺しゅう作品が観光客の目を楽しませている。いずれも車椅子の女性刺しゅう家、席和玉(せき・かぎょく)さんがデザインし、制作した。
席さんは若い頃に事故で腰椎を骨折し、両足がまひして車椅子生活となった。人生のどん底に突き落とされた席さんだったが、故郷に代々伝わる刺しゅうによって生きる自信を取り戻した。
現在はインターネットのショート動画やライブ配信などを活用し、地元の刺しゅうの知名度向上にも取り組んでいる。(記者/潘志偉、徐海波)