キム・カーダシアン、ケイティ・ペリー、アデル......「文化の盗用」でバッシングされたセレブ9人

キム・カーダシアン、ケイティ・ペリー、アデル......「文化の盗用」でバッシングされたセレブ9人

  • サイゾーウーマン
  • 更新日:2020/11/20
No image

昨今、海外セレブニュースでよく目にするようになった「文化の盗用」という言葉。セレブに限らず、SNSのインフルエンサーたちも「文化の盗用をした」などと大バッシングを受けることが多々あるが、これは、「自分の属さない文化、民族、宗教などの一部(ファッションやヘアスタイル)を使うことで、その文化、民族、宗教に属する人たちとは乖離したメッセージを展開する」「他民族の文化や宗教などを、あたかも自分のものであるかのように扱う」ことを指す。

ネガティブに捉えられている理由は、「抑圧者(主に白人)が被抑圧者(黒人、ネイティブアメリカン、ラテン系やアジア人)を虐げてきた歴史」や、「今現在も続いている差別問題を無視して、商業利用のために被抑圧者の文化をつまみ食いしている」から。

日本では現状、あまり議論が起こらないものの、世界では実に多くの人々が「文化の盗用」を深刻な問題だとし、ネット上で声を上げているのだ。

今回は、そんな「文化の盗用」バッシングされたセレブのさまざまなケースを見てみよう。

◎キム・カーダシアン「KIMONO」

リアリティ番組セレブのキムが「全ての女性の体形にマッチする補整下着ブランド」を立ち上げると発表したのは昨年6月のこと。ブランド名はキム(KIM)の名前も入っている美しい日本の単語、「KIMONO(キモノ)」だったのだが、これがたちまち物議を醸した。「着物は日本の文化であるから、下着のブランド名にするなんて侮辱している」「文化の盗用だ!」と批判されたのだ。

キムが「KIMONO」を商標登録申請していたことも明らかになると、「日本の文化である着物を独占しようとしている」と、さらなるバッシングが巻き起こり、親日家のキムは「そんなつもりはなかった」と謝罪。ブランド名は「SKIMS(スキムス)」に変更した。

キムは、2017年のハロウィーンにも、黒人R&B歌手アリーヤ、メキシコ系歌手セレーナの仮装をし、「文化の盗用」だと叩かれている。

◎アリアナ・グランデ「七輪」

大の親日家で日本語の勉強もしていた歌手のアリアナ。日本のアニメやかわいいものが大好きで、ポケモンのイーブイ、アニメ映画『千と千尋の神隠し』の千尋のタトゥーを彫るなどのマニア。そんなアリアナが、昨年2月、自身の新曲「7 rings」にちなんで、「七輪」というタトゥーを手のひらに入れたことが、「文化の盗用にあたる」と大バッシングを受けた。

日本では、七輪といえば調理用に使われるコンパクトな炉のことであり、7つのリング、という意味ではない。日本人からすると「外人が勘違いして彫った恥ずかしいタトゥー」なのだが、海外では「日本の文化をよく理解していないから」「無知からくる日本語への侮辱」であり、「安易に外国語をタトゥーにすることは非常識」だと問題視されたのだ。

アリアナは、「日本は大好きな国で盗用も侮辱もしているなんてこれっぽっちもない」と悲しみ、「指」とハートマークのタトゥーを追加し、「七指輪(ハート)」に変更した。

◎アデル「ジャマイカの国旗とバントゥノット」

今年1月に45kgのダイエットに成功したと報じられ、スリムになり顔もキツめ美女に変わったと何かと話題のアデル。そんな彼女が「文化の盗用」で大バッシングされ炎上したのは、8月にインスタグラムに投稿したノッティングヒル・カーニバルを祝した写真が原因だった。

このカーニバルは、毎年ロンドンで開催されるカリブ海周辺とアフリカのカルチャーをたたえるものなのだが、今年開催されたオンライン・カーニバルに、アデルはジャマイカ国旗のデザインのビキニ、黒人の伝統的な髪形バントゥノットに羽飾りまで身にまとった姿で参加。

「ジャマイカの国旗を侮辱している」「文化を奪われたような気分になる」という意見が多数上がり、「痩せたからって調子に乗るな!」というやっかみの声も上がった。

◎ビヨンセ&コールドプレイ「インドのホーリー祭」

16年、ビヨンセは家族ぐるみで仲の良いクリス・マーティンが所属するバンド、コールドプレイとコラボ。「ヒム・フォー・ザ・ウィークエンド」という曲をリリースしたのだが、このMVが物議を醸した。ヒンドゥー教の春祭りである「ホーリー祭」をテーマに、ムンバイのワーリ、コルカタなど、インドで撮影を行ったMVに、ビヨンセは手と腕にヘナを施し、サリーを着て、まるでボリウッドスターのようないでたちで登場。

コールドプレイのメンバーたちも祭りのしきたりである色粉をかけてもらい、地元の人たちと春を祝うシーンもたくさん登場するのだが、「ヒンドゥー教徒でもないくせに」「他人の文化をMVに使って金もうけするなんて許せない」と非難する声が続出。ビヨンセに対しても、「黒人だからといって、他人の文化を盗用することは許せない」とバッシングされてしまった。

若者向けのファッション誌「Teen Vogue」は、「インドで自分探しの旅をする白人が多いが、彼らが思い描くインドそのもの」と評し、インドの表面的な良い部分しか描いていないと批判。賛同する声が多く上がった。

◎ザック・エフロン「ドレッドヘア」

アルコールと薬物の依存症であることを告白、見事克服したこともあり“好感度が高い”ハリウッドの人気俳優・ザックは、18年7月、インスタグラムに投稿した写真が炎上した。肩の上まで伸びた髪をドレッドヘアにしている白黒写真なのだが、「黒人の伝統的な髪形であるドレッドヘアを盗用した」とネット上で叩かれたのだ。

ボブ・マーリーなどレゲエのイメージが強いドレッドヘアは、1930年代にジャマイカの労働階級と農民が中心になって起こしたラスタファリ運動の実践者の特徴だといわれており、以前から、「アメリカの金持ちセレブがファッション感覚でするものではない」と批判の的になってきた。

ザックは、この写真に「おもしろ半分で」というキャプションをつけており、「おもしろ半分で文化を盗用しないでほしい」とバッシングを受けてしまった。

◎ケイティ・ペリー「芸者」

プライベートでオーランド・ブルームとサンリオピューロランドに行ったり、30歳の誕生日に指にハローキティのタトゥーを入れたり、お忍びで新宿二丁目のパフォーマンスを見に行くなど、親日家として知られるケイティ。日本大好きが高じて、2013年の『アメリカン・ミュージック・アワード』で胸元だけチャイナドレスのような着物と足袋に、日本髪を結ったカツラをつけて登場。顔は白塗りで赤い口紅を引いており、ダンサーもみな似たような姿で、和傘をくるくる回したり、両手を合わせてお辞儀をしたりと、日本のカルチャーをふんだんに取り入れたステージを披露した。

ステージの小道具にも鳥居をモチーフにしたものや、障子、大太鼓などがあり、芸者のパフォーマンスだと話題になったが、「これはひどい文化の盗用」「他人の文化を尊重するのなら、きちんと再現するべきなのに。何もかも中途半端」「日本だけでなくアジア人への侮辱」だとバッシングを受けた。

ケイティは14年リリースの「This is How We Do」のMVで、髪の毛をコーンロウにし、「黒人の編み込みヘアスタイルを盗用した」と叩かれている。

◎カーリー・クロス「ネイティブ・アメリカン」

アメリカの人気ランジェリーブランド、ヴィクトリアズ・シークレットが毎年大々的に開催し、世界中から注目されていた豪華なファッションショー。モデルたちがセクシーでゴージャスなランジェリーを身にまといランウェイを闊歩する姿は、芸術的だともいわれた。

しかし、12年、人気モデルのカーリー・クロスが、大ぶりのネイティブ・アメリカンの羽飾りを頭につけ、セクシーな下着姿でステージに登場した時、「なんたる侮辱」と全米から大バッシングを受けた。「性的なランジェリーと神聖な儀式に使う羽飾りを一緒につけるなんて非常識」などと批判の声は高まる一方で、カーリーとヴィクトリアズ・シークレットは「軽率だった」と謝罪。ショーをテレビで放送する際には、この部分はカットした。

バッシングを受けたカーリーだが、翌年「エンジェル」と呼ばれるブランドの顔的存在の専属モデルに昇進。15年までエンジェルを務め、卒業してからもたびたびショーに登場するなど、ブランドのPRに貢献した。

◎アヴリル・ラヴィーン「ハローキティと日本の若者カルチャー」

“キティラー”としても有名なアヴリルの、「ミンナサイコー、アリガト! カ、カ、カ、カワイイ~」という出だしで始まるヒット曲「Hello Kitty」。ハローキティと日本のかわいいものが大好きでしょうがないという熱烈な愛を感じるMVになっているのだが、「日本をバカにしている」と大炎上した。

まず問題となったのは歌詞で、「下着でごろごろしまくれるわよ」「おバカなキティ(子猫)ちゃんたち」「おいで、おいで、キティ、キティ」という内容が、性的で、世界中の小さな子どもたちにも愛されているハローキティを侮辱しているという点。次に、MVが「いかにも日本人文化を知らない外国人がイメージする日本」であり、無表情で機械的な踊りをするおかっぱダンサーたちも「日本の女性を『個性なし』『表情に乏しい』とバカにしている」「人種差別している」と批判する声が巻き起こったのだ。

アヴリルは、このバッシングに対して、「人種差別??? 大爆笑!!! アタシ、日本の文化大好きだし、半分くらい日本で過ごしてるのよ。このMVだって、東京に飛んで行って撮影した。日本のファンのために、日本のレーベル、日本の振付師、日本の監督と一緒に作ったんだから!」と猛反論している。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加