【日経新春杯】前残り予想は早計 京大競馬研の本命は4戦連続上がり最速ステラヴェローチェ

【日経新春杯】前残り予想は早計 京大競馬研の本命は4戦連続上がり最速ステラヴェローチェ

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  • 更新日:2022/01/15
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意外とよく走る上がり上位馬

1月16日(日)に中京競馬場で日経新春杯(GⅡ・芝2200m)が行われる。有馬記念で4着に入るなど重賞戦線でハイレベルな実績を残してきたステラヴェローチェ、エリザベス女王杯3着馬クラヴェル、クラシック戦線で活躍したヨーホーレイクなど好メンバーが揃った。

同コースで行われた昨年の日経新春杯はまさかの大波乱で3連単は90万円超となったが、今年はどのようなレースになるだろうか。ステラヴェローチェが貫録の走りを見せるか、他の有力馬の逆転が見られるのか、それともハンデ戦らしく穴馬の一発があるのか。過去のコース傾向、レース傾向などを踏まえて予想していきたい。

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まずは過去5年、中京芝2200m(2勝クラス以上)で行われたレースにおける上がり上位2頭の成績を調べた。中京コースは前残り傾向にあると言われている中でも、この芝2200mで行われるレースではメンバー中最速の上がりを記録した馬の成績は【15-6-2-6】。勝率は5割、連対率は7割を超え、複勝率は8割近い優れた実績を残している。また、2番目に速い上がりを使った馬に関しても【5-11-6-13】と複勝率は6割を超えており、今回も上がり上位馬が差し届く可能性は高い。

実際に先週行われた長良川特別(2022年1月10日中京9R芝2200m)でも上がり最速を記録したカレンルシェルブルが、4角で後方5番手の位置から差し切って勝利。さらに上がり2位を記録したリフレーミングが4角後方3番手から2着に食い込むなど、前残り傾向と言われていた先週の中京でも芝2200mでは速い上がりを使った差し馬が結果を残した。

また、このコースで行われた全4回の重賞では上がり1位もしくは2位の馬が1着を独占している。昨年の日経新春杯では4角で最後尾にいたミスマンマミーアが最速の上がりで2着に食いこみ、2020年の神戸新聞杯では上がり3位ロバートソンキーが3着に入った。このように重賞レベルでも、一波乱起こす馬の重要な条件の1つが「速い上がりを使えること」と思われる。もちろん速い上がりを使える馬だけが馬券になるわけではないが、まずはそれに適合する馬を中心に検討していきたい。

馬券内厳しい7歳馬以上、10年で7勝の4歳馬

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次に過去10年間における日経新春杯の馬齢別成績を調べた。特徴的な結果を示しているのは何といっても7歳以上の成績であろう。42頭が出走して【0-0-0-42】となっており、勝利はおろか馬券内に入った馬もいない。昨年は3番人気の7歳馬ダイワキャグニーが12着に沈んだ。今回の出走馬の中ではダノンマジェスティ、アフリカンゴールド、トラストケンシン、プレシャスブルーが該当する。

厳しい状況になっている7歳以上馬と対照的に、優れた実績を残しているのは【7-3-0-20】の4歳馬だ。勝率、連対率は5歳【2-4-5-25】や6歳【1-3-5-29】と比較してもかなり高い数字を記録している。今回はステラヴェローチェ、ヨーホーレイクと2頭のみではあるが、どちらもクラシック戦線では優れた実績を残してきた馬であり、好走が期待される。

速い上がりを使えそうな馬を中心に勝負、対抗は穴馬で攻めたい

◎ステラヴェローチェ
本命は有馬記念4着、昨年同コースで行われた神戸新聞杯を勝利するなど実績十分なステラヴェローチェ。当馬はダービーからの直近4戦どれも最速の上がりを記録しており、速い上がりが求められる中京芝2200mを走るうえでは高く評価できる。先述の通り相性の良い4歳馬でもある。今回のメンバー内では高い能力を発揮して、速い上がりを使い、上位に食い込むことが予想される。ハンデは57㎏ではあるが他馬との間には力の差があり、状態面に関しても有馬記念からある程度維持できており、他馬を凌げる状態にあると判断した。心配点は出遅れだが有馬記念程度の出遅れならば問題はないとみて本命に推す。

◯エフェクトオン
対抗にはまだまだ実績の少ない穴馬エフェクトオンを選んだ。前走はパンサラッサの逃げで難しいレースになったことに加え、最終コーナーで大外を回されるという展開ながら上がり2位を記録し5着に食い込んだ。また、前々走の新潟記念では比較的伸びにくい内寄りを通ったことを考えると評価できる上がりで、その他のレースでも速い上がりをマークしている。4つのコーナーがある中京コースは、立ち回りが上手で坂をこなす能力のある当馬にはプラス。53㎏という軽ハンデを活かして馬券内は十分に狙える馬である。

▲フライライクバード
中京芝2200mでは抜群の成績を残す1頭。前走は個人的に距離が少し長いように感じたので、この距離に戻るのはプラス。同コースで行われた過去3走では速い上がりを記録しており特に2走前のムーンライトHでの走りは高く評価できる。今回のメンバーでどのような戦法をとるのかは分からないが、速い脚を使うだけでなく、好位をとっての粘り込みも十分可能であろう。

△ヤシャマル
前走はうまく位置が取れずに後ろからの競馬になったが、メンバー最速の上がりを記録した。3走前の新潟記念では伸びにくい内寄りを通って3着馬クラヴェルと差のない4着。今回クラヴェルとは斤量の差がなくなり、逆転も考えられる。前走のような末脚が今回使えるかは未知数だが、斤量も軽く能力自体は高いものがあるので馬券内は十分狙えると判断した。

×ヨーホーレイク
過去6戦中5戦で最速の上がりを記録している4歳馬。唯一の例外となったダービーはちぐはぐなレースで本来の力が十分に発揮できなかっただけであり、今回も速い上がりを使える可能性は高いであろう。5番手と評価を下げた理由は、早熟傾向にあるクロウキャニオン産駒ゆえの成長力に対する疑問と、状態面がまだ良化途上であると判断したためだ。

×マイネルウィルトス
前走前々走と道中押し上げていく競馬をしたが、この馬の能力だと少し苦しい印象を受けた。乗り替わりとなってどのような競馬になるかは分からないものの、好位で運べれば粘りこめる力はあり、さらに今回は調教でもしっかり動けている。速い上がりを使えるタイプではないが、あまり人気しないのであれば押さえておきたい。

クラヴェルは速い上がりを使う能力自体はあるが、斤量と相手関係、また今回は人気しそうなことから印は見送った。

買い目は◎から印をつけた馬への馬単裏表10点で勝負したい。加えて◎以外の印をつけた馬の馬連BOX10点で高配当も狙いたい。(文:國井)

▽日経新春杯予想印▽
◎ステラヴェローチェ
◯エフェクトオン
▲フライライクバード
△ヤシャマル
×ヨーホーレイク
×マイネルウィルトス

ライタープロフィール
京都大学競馬研究会
今年で25周年を迎える、京都大学の競馬サークル。馬主や競馬評論家など多くの競馬関係者を輩出した実績を持つ。また書籍やGⅠ予想ブログ等も執筆。回収率100%超えを目指す本格派が揃う。

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京都大学競馬研究会

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