福山雅治×秋元康「誰が一番最初に感動しなければいけないのか?」“ものづくり”における姿勢を語る

福山雅治×秋元康「誰が一番最初に感動しなければいけないのか?」“ものづくり”における姿勢を語る

  • TOKYO FM
  • 更新日:2021/03/02
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TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。2月4日(木)のお客様は、秋元康さんと福山雅治さん。今もなお話題となっているスペシャル対談ですが、ここではものづくりをする立場同士での大切な制作姿勢に触れていきます。

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(左から)福山雅治さん、秋元康さん

◆秋元さんは、超少年(福山)

秋元:アルバム(『AKIRA』)を聴いていたときに、福山雅治という男の生き様が見えてくるんだけど、それプラス、主観と客観が入り乱れているんだよね。主観の歌で、主観のボーカルで、主観のメッセージなのに、全体を料理している福山雅治というアレンジャーの料理の仕方とか、あるいは昔で言えば現場ディレクターみたいな人がいて、「福山、もうちょっと、ここはこうじゃないの?」って言ってるのも自分(福山さん)みたいな。

福山:ありがとうございます。客観的視点が強すぎると、途端に人肌感が薄れていくので、主観と客観のバランスはいつも凄く考えています。バランス的には、主観の方がちょっと勝っていないと作家性が薄れるかな、と。

秋元:それはそうだよね。アーティストだから。

福山:現場のバランスとして、作品は主観が勝るようにディレクションしていくことを注意しています。さらに総合プロデューサーとしてもう1人いて。なのでレコーディングの現場では主観と客観、さらに、もうひとつ上から見ている人、その視点こそがプロデュースだと思っています。秋元さんは最初、放送作家から始まって、後に作詞をするようになって、今ではプロデューサーじゃないですか。プロデューサー・秋元康をプロデュースする秋元さんっていう視点は存在するんですか?

秋元:いない。

福山:そこはいないんですね?

秋元:いない。いたら良いなと思うけど。そうしたら、もうちょっとこういうふうにしたほうが好感度が上がるなって(言ってくれる)。

福山:好感度はすでに上がりきってると思いますが(笑)。

秋元:「こういうふうにしたら、もうちょっとこうだろうな」っていうのがないんだよね。基本的には裏方だから。それよりも自分の好奇心のままに動いちゃうかな。だから客観性があれば、もうちょっと違うやり方もあったのかもしれない。

福山:いろいろな所で「秋元さんってどんな人?」って聞かれるんですが、その都度「秋元さんは、超少年ですよ」って答えています。ご自身で詞を書いていて、いつかその歌の主人公の女の子が結婚するときに、お父さんに感謝を伝えるという歌詞を書きながら、「泣いちゃっている俺がいるんだよね」っていう話を以前にされていたじゃないですか。あの話、大好きです。

秋元:「バトンタッチ」という歌ね。ずっとお前を見てきたけれども、今日からお前の隣にいる人に、俺はこのバトンを渡すんだっていう。だって自分が作詞家として書くときにも、プロデューサーとしてものを作るときにも、自分が影響してきた、影響されてきたものがベースにあるでしょ?

福山:はい。ものづくりにおいて、誰が一番最初に感動しなければいけないのか? それは作っている本人だと思うんですよね。傍から見ると、「どうしたの? 何泣いているの?」みたいなことになってしまうんだけど(笑)。でも秋元さんのなかでは「バトンタッチ」の歌詞を書いてる過程で、秋元さんの心のなかで大変な衝動が起きていて。傍から見ると分からないかもしれないけど、本人のなかでは凄まじいドラマが起こっていて、そのドラマが周りに少しずつ伝播していくという。

秋元:そう。だから僕らの仕事っていうのは、本人から始まって、1番初めにそれを聴いてくれた、もしかしたらレコーディングスタッフかもしれないし、あるいはマネージャーかもしれないし。それがドミノ倒しのように倒れていって、オーディエンスまで届くんだよね。だから本人だったりスタッフが「今回はいまいちですね」なんて言っていたら売れるわけがないし、感動を呼ばないんだよね。

福山:「バトンタッチ」、聴きましょうか。

秋元:JULEPS(ジュレップス)で「バトンタッチ」。泣けるよ。

福山:うーん。泣きたい!

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

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