道に迷いやすい日本の高速道路...アメリカではありえない衝撃の理由とは

道に迷いやすい日本の高速道路...アメリカではありえない衝撃の理由とは

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  • 更新日:2022/09/23
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論理的な思考よりも感情や情緒が優先

この様な特定の社会的事象に関する議論での論理性の有無以外に、社会の仕組みやインフラの作り方においても欧米、特にアメリカの方が遥かに論理的と感じる事が沢山ある。

アメリカの高速道路(Interstate Highway)は、偶数番号が東西に、奇数番号は南北に走っている。そして高速道路の入り口では東西南北で方向を表示している。例えば高速道路の10番は東西に走る道路なので、入り口での表示は東方向か西方向しかなく、大変分かり易い。

一方日本では地名での方向を表示しているため、土地勘のない所で高速に乗る場合、自分がどちらに行くべきか咄嗟に判断できずに、間違ってしまう事がある。東西南北での表示だと、流石に自分はどの方向に行きたいのかは把握しているので、間違える事は大変少ない。

別の例として電話番号を紹介したい。アメリカの電話番号は何処でも10桁で、3桁の市街局番+3桁の局番+4桁の番号である。そしておまけにTVや映画のために、局番555は一般的には使用されない、TVや映画でのみ使われる番号である。そのため、映画の中の会話で出てきた電話番号に掛けても何処にも掛からないのである。

一方日本では、市街局番と局番の桁数がバラバラである。少なくとも1980年代までは、5桁の市外局番が存在していた。日本に長年住んでいる人にとっては混乱しないが、海外から来た人にとっては多少混乱するであろう。

またこれは聞いた話であるが、アメリカの銀行は4日以上の連休を設定する事はできないと聞いた事がある。その理由は銀行が長い休暇を取る事による企業や個人への弊害を考慮した上でのルールとの事である。これも大変論理的な判断によるルールで、年末年始やGWに長い連休を取っている日本の銀行も見習うべきであろう。

因みに、日本にも論理的な仕組みが一つある。それは自動車のナンバーで、番号体系が統一されている。しかしこれは利用者の目線からでは無く、管理者目線での利便性から番号体系が統一されている事様で、利用者にとってのメリットはあまりない。多分、論理的に決めたのではなく、役所が管理し易くするために統一したのだろう。

チャレンジ精神の欠如

諺に、「可愛い子には旅をさせろ」と云うのがある。最近は死語になったのか、あまり聞く言葉ではないが、団塊の世代辺りはこの点については優等生だろう。地方に大学が少なかった事もあり、多くの学生が都会の大学に進学した。まだまだ円が弱かった時代にも拘わらず、海外に留学した学生も多く、また長期の海外旅行に出掛けた学生も多かった。

そして高度成長期に企業に就職し、“企業戦士”と云う称号を与えられ、積極的に海外にも出て行った。バブル崩壊後、団塊世代を非難する声をよく聞くが、彼等のチャレンジ精神には敬意を表したい。

一方バブル崩壊以降の若者は、海外に行く事を拒む人が多くなっていると聞く。数値データを見ても、欧米の一流大学に留学する学生が少なくなっており、そして企業に就職後も海外への転勤には消極的な若者が多いと聞く。しかも、海外旅行すら行きたがらず、そしてその傾向は男性の方が強いとの事である。

この様に、現代の企業活動において、このチャレンジ精神が段々無くなってきている。次に記載する“失敗を許さない文化と事なかれ主義”も相まって、判断が消極的になっている様に感じる。企業活動ではある程度失敗を恐れずに、常に新しい事にチャレンジしていかないと、企業そのモノが競争に負けてしまう。3勝7敗でも十分であるのだが、チャレンジしてこなかった結果が、今のGDPに表れている。

一方、今の東南アジアの若者は、より良い収入と生活を求め、何処へでも行く様なチャレンジ精神を持っている様に見受けられる。中国人やインド人をはじめ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、等々の国々の若者が世界に出て活躍し始めている。そしてシンガポールには、その様な若者が集まっている。日本が足踏みを続けていると、近いうちにこれらの国もあっと云う間に日本に追いつく可能性がある。

因みに脳科学者の中野信子氏によると、日本人には「チャレンジせよ」の言葉はNGとの事である。日本人は概ね心配性で正確性を重視するので、チャレンジする事を避ける傾向にあるらしい。

サッカー等のスポーツ観戦で、日本人の観客は失敗するとがっかりした声を出すが、海外ではチャレンジしないとがっかりした声を出すと云う。そのため、経営者は失敗に対して懲罰やがっかりした感情を出さず、成功した場合に褒める事のみを行う必要があるとの事だ。

松本 繁治

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