
なでしこジャパンの合宿で練習する杉田(右)と猶本
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の国際親善試合・アルゼンチン戦(23日・ミクニワールドスタジアム北九州)に向けた合宿が19日、北九州市内で行われた。チームは18日に始動し、杉田妃和(ソーンズ)=同市出身=はチーム事情などもあり、この日から合流。地元での一戦への意気込みを示した。
杉田は約1時間、パス回しなどで軽快な動きを見せた。2019年以来となる同スタジアムでの代表戦。「久しぶりですし、普段は(自分のプレーを)見られる環境にない人たちにも見てもらえる」と心待ちにする。
ワールドカップ(W杯)では、昨年は男子がドイツ、スペインといった強豪に勝利した。今夏は女子が8強入りし、杉田も躍進に貢献。「男女問わず『W杯を見て面白かった』と言ってくれる人が多かった。今回も、軽い気持ちでもいいので見に来てくれるとうれしい」と呼びかけた。
チームの目標は10月下旬から始まるパリ五輪アジア2次予選。アルゼンチン戦はそのための貴重な実戦となる。「相手に合わせた準備というよりも、次に進むステップのための試合と考えたい」とテーマを掲げた。(伊藤瀬里加)
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