
スケートリンクのように何度も滑ってしまう @UncleJoeyMMA
11月17日(金)にブルガリア・ソフィアで行われた素手ボクシング大会『BKFC 54』で、前代未聞の決着が起こった。ファイターの一人のシューズが滑りすぎたため開始1分で「TKO負け」を宣告されてしまったのだ。
【動画】滑る滑る!パンチしては転び、クリンチしては転びTKO負け
大会の第6試合、ライトヘビー級戦(2分5R)では、地元期待のファイターで、MMA11戦10勝1敗のカロヤン・コレフ(31=ブルガリア)と、4戦2勝2敗のアメール・アブドゥルナビ(37=レバノン)が対決。双方はじめてのベアナックルファイトだ。
1R、アブドゥルナビは両構えで、前手のジャブから奥手のフックで前へ出る。しかし、パンチを打った際につるりと滑ってしまう。
立ち上がり、大振りのフックを空振りすると、再度滑ってしまう。
3たび立ち上がったアブドゥルナビが前進しクリンチすると、相手にふりほどかれ、またも転んでしまった。
ここでレフリーがアブドゥルナビのシューズが”滑る”ことに気づき、シューズをチェック。
靴の上からテーピングを巻くも、十分ではないと見たようだ。
なんといきなり両手をクロスさせ、アブドゥルナビのTKO負けを宣告してしまった。
この前代未聞の裁定に、解説も驚きの声を上げる。相手のコレフも不満そうな顔つきだ。SNSでも「氷の上にいるようだ」「こんなのありえないだろ」「彼は無実だ」「不条理すぎる」と困惑する声が並んだ。
試合後、アブドゥルナビはSNSで「シューズのワセリンで滑っただけだ」と明かし「前に出て打っていったのは私だ、なぜ続けられなかったんだ」と不満を明らかにした。
相手のコレフも「こんな展開には準備が出来ていなかったし、失望した」と綴っている。
シューズを拭き、1試合後に行うなどの措置は出来なかったのだろうか。両者の再戦を期待したい。
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【動画】滑る滑る!パンチしては転び、クリンチしては転びTKO負け
@Grabaka_Hitman
Keep this footage in the sacred archives
I don't think we'll see this again (I hope) pic.twitter.com/YZek9chhSW
— Clay From Uncle Joey MMA 🇨🇦👊🔥 (@UncleJoeyMMA)
November 17, 2023
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