リアルタイムで感想をシェアして盛り上がる。みんなで分かち合いたいドラマ5選

リアルタイムで感想をシェアして盛り上がる。みんなで分かち合いたいドラマ5選

  • Harumari TOKYO
  • 更新日:2021/11/26

SNSでの盛り上がりが番組の視聴率を左右させるといわれる時代。ドラマを観ながらリアルタイムで感想をシェアする視聴スタイルが注目されている。みんなで感想をシェアしながら観るのにふさわしい5作品を厳選してセレクト。オススメの盛り上がり方の解説付きで紹介する。

テレビドラマやNetflixをはじめとする映像コンテンツとSNSを駆使したハイブリットな視聴スタイルが面白い。ドラマを観ながらリアルタイムで思ったことをTwitterなどのSNSやチャット欄につぶやき、「みんなで参加して盛り上がる」視聴スタイルがひとつのカルチャーになっている。ときにはSNSの盛り上がりが視聴者の満足度に繋がり、視聴率や作品の人気を左右させることも。

さらにその時流に乗って登場したのが、Prime Videoの機能「ウォッチパーティ」や「Watcha Japan」などの動画サービスだ。「仲間たちで同時視聴して、チャットで感想を送り合って盛り上がる」という作品の見方ができる。仲間といっても、数人規模のクローズドなものから、数百人、数千人の一大イベントまで形式はさまざまなのが特徴だ。今回はそんないま関心が高まる視聴方法に合わせて、みんなと共感しながら鑑賞できるドラマを5本セレクトした。オススメの観賞ポイント付きでみていこう。

①ゲームをどう攻略するかみんなと意見を交換するのが楽しい『イカゲーム』

ジャンル:サバイバルサスペンス
配信:Netflix

まずはNetflix史上最大のヒット作『イカゲーム』を紹介しよう。予測不能のストーリーやあっと驚く展開、スタイリッシュな世界観などとにかくエンタメ性が高いため、さまざまな角度からみんなで盛り上がることができる。

舞台は、現代の韓国。莫大な借金を抱えた債務者たちが一獲千金を夢見てデスゲームに参加する、というシンプルなストーリーだ。毎話「だるまさんが転んだ」「型抜き」「綱引き」といったゲームが登場し、勝ち抜けなければ死……というハラハラドキドキの展開でテンポがいい。日本人にもなじみ深いゲームが多く出てくるので、「ルールが難しくてわからない」からストーリーについていけないこともない。予備知識なく誰でもスッと入ることができるくらい単純な内容なので、世界中で受け入れられていることにも納得だ。

『イカゲーム』の楽しさは、毎回デスゲームに挑むシーンを観ながら「制限時間内で、どう攻略するか?」を視聴者同士で考察できる点である。「誰が勝ち抜くか、脱落するか」の予想合戦で盛り上がれる。また、一つひとつのゲームの結果が全く予想できないため、SNSに投稿されたさまざまな意見を観るのも楽しい。SNSではファンたちがさまざまな考察を展開しているため、それを見ながらひとりでも盛り上がれるだろう。シリーズ全体を通して「謎の組織の目的やボスの正体を考察する」という伏線を回収しながら考察していくので、時間をかけながらじっくりとハマれる。

②仮想現実について語り合う『アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~』

ジャンル:SFコメディ
プラットフォーム:Prime Video

続いては、Prime VideoのオリジナルドラマからSFコメディというジャンルの『アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~』をピックアップ。この作品をオススメしたい理由は、コロナ禍で世界的にヒットしたゲーム『あつまれ どうぶつの森』に通じる、昨今話題の「メタバース(超宇宙)」的な世界観が面白いから。この最新トレンドのテーマに深く切り込みながら、みんなと意見を交換できる。

本作は、人の死後、意識を仮想空間にアップロードするというストーリー。主人公は、突然不慮の事故で亡くなってしまった青年だ。彼は恋人の計らいで、意識をデジタル世界に“アップロード”する。まさに「デジタルなあの世」だ。そこは一見極楽のリゾート地だったのだが……。

「死んだらどうなる?」という永遠の命題に、「仮想世界への意識(魂)の移行」、からの「デジタルなセカンドライフ」という斬新な提案を持ち出してきたのがこの作品の最大の特徴だ。しかし考えてみれば、私たち自身もゲームだけでなくTwitterやInstagram、TikTok等々、SNS上で複数の人格を使い分け、意識ベースで仮想現実を生きてはいないだろうか? そうした現代の感覚を鋭く切り取った本作は、絵空事とは思えないリアリティがある。

たとえば、アップロード先ではリッチな生活を送りたければ、飲み物や食べ物、部屋のグレードにアメニティなど、全てに都度、課金が必要。さらにデジタル空間のため、月ごとのデータ容量も決まっており、それをオーバーすると速度制限がかかってしまう。これらのディテールは、インターネットと共に生きる我々が、日々当たり前のように直面しているものと合致する。コメディタッチで描いてはいるが、現代人の姿をシニカルに切り取っているのだ。

そうした「わかりみが深い」物語を観ているうちに、自然と「自分だったらこの死後の世界でどう生きるだろう?」と考えたり、他の視聴者の意見や、「みんなはどう思う?」と各々の価値観が聞きたくなったりしてくるのではないだろうか。物語を介して「デジタル社会の過ごし方」という自らの生活に直結したテーマを改めて考え、視野を広げること。それこそが、真の意味での“豊かな人生”につながっているのかもしれない。

アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~

©Amazon StudiosPrime Videoにて独占配信中

③1話30分で完結するので宅飲みで友達と観るのもあり『モダン・ラブ』シーズン1

ジャンル:ラブストーリー
プラットフォーム:Prime Video

『イカゲーム』『アップロード』は連続ドラマとしての面白さがあるが、「もっとクイックかつ簡単にみんなで盛り上がりたい!」という方にはPrime Videoのオリジナル作品『モダン・ラブ』シーズン1をオススメしたい。

本作の素晴らしい点は、1話完結であること。しかも1話が約30分というコンパクトなストーリー展開なので、隙間時間にサクッと観ることができる。ニューヨーク・タイムズのコラムを基に、NYで巻き起こるロマンティックな恋の物語を毎回紹介する。気になるエピソードを選んで観てもいいし、みんなで全話を観てから「どれが好きだった?」と推しのエピソードを語り合うこともできる。また、「どのエピソードを/から観るか」選択する段階から楽しめるのだ。

しかも描かれるのは、人の数だけあるさまざまな恋愛の形。恋愛がテーマなので、それぞれの感想はきっと性格や人生観が反映されたものになるだろう。みんなで観ながら「この主人公の行動はあり? なし?」と議論し合いつつ、そこから各々の恋愛トークに花を咲かせる……なんて展開もありそうだ。NYのお洒落な街並みやファッション、音楽も素敵で、各エピソードがほっこりするものも多い。宅飲みで使うのもよし、気になる異性と観てその反応でフィーリングが合うか確かめる……というリトマス試験紙としても使えるかも? 特に、アン・ハサウェイが登場する第3話は必見だ。

『モダン・ラブ』シーズン1

©Amazon StudiosPrime Videoにて独占配信中

④キャスト陣の演技から現代を風刺したテーマまで人と語りたい要素がたくさんある『アバランチ』

ジャンル:サスペンスアクション
カンテレ・フジテレビ系で放送中

いま現在放送中のテレビドラマからもオススメを挙げたい。「これは後世に語り継がれるぞ!」と毎週興奮が止まらない作品が、毎週月曜22時から放送中の『アバランチ』だ。

『ヤクザと家族 The Family』(2021)の藤井道人監督と綾野剛さんが再び組み、現代の日本に突如現れた謎の集団、アバランチの活躍を描く。彼らはある目的をもって政治家や大物医師などの悪事を暴いていくというストーリーだ。本作の魅力は、いまの日本の最先端ドラマであること。物語、映像、演技、どこを切ってもクオリティが桁違いなため、さまざまな入り口から感想を語れる。

たとえばアクションひとつとっても、アバランチの面々が暴力団のアジトに乗り込むシーンのキレッキレなバトル、エレベーター内での激しい乱闘など、迫力満点。アバランチのメンバーが使用するパソコンの画面やUSBなど、ちょっとした美術や小道具にも意匠が凝らしてあり抜かりがない。映画・ドラマ好きの方なら、そうした細かいディテールにグッとくることだろう。

「アバランチの目的は?」「彼らが抱える過去は?」といった謎とき要素を議題に、意見交換して解釈を深めるのもよし、巻き戻して何度も再生したくなるキャスト陣の演技をめでるのもよし、本作を題材に「日本社会は今後どこに向かうべきか?」というテーマで討論するのもよし……。多角的な楽しみ方ができる懐の深い作品だ。アバランチとは「雪崩」の意味だが、「国内のドラマ史に革命を起こす!」という気概が、画面の端々から感じられる。

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— 11/29 #7 綾野剛主演 アバランチ (@avalanche_ktv)
November 17, 2021
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⑤大勢で見るのに最適。衝撃的なシーンにチャットでノリツッコミが止まらない『先生を消す方程式。』

ジャンル:ホラー、コメディ??
配信:Amazon Prime

最後に推したい作品は、田中圭さん・山田裕貴さん共演、鈴木おさむさん脚本の『先生を消す方程式。』。言葉を選ばずにいうなら、無茶苦茶なテイスト&展開の珍品だ。しかし、みんなで観るなら、これくらい吹っ切れた作品をツッコミまくりながら観賞するのも楽しいはず。お酒とおつまみなどを用意して、ノリノリで観るのに最適な作品だ。

本作は、とある目的をもって名門私立高校に赴任してきた教師が、学園を牛耳る名物生徒たち&その裏で糸を引くヤバい教師と対決する……という物語。サスペンスのように思えるが、開始直後から俳優陣のテンションが異常なことに気づくはず。さらに、名門私立高校の設定なのに教室のセットが意図的にチープだったり、シリアスかと思わせてギャグパートが異常に長かったり……。しかも中盤以降に「嘘だろ!?」という爆笑展開が待ち受けていて、一人で観ていたら、ツッコみたくてたまらなくなる作品なのだ。

オススメの鑑賞法は、リアルでもオンラインでも仲間を呼んで、みんなでバシバシ感想をシェアしながらゲラゲラ笑って観るのが一番だろう。クリエイターたちも、深夜ドラマならではの自由度の高さを生かし、大いにふざけながら創り上げたように思える。頭を使いながら正統派な作品をみんなで堪能するのもいいが、「何だコレ?」な作品を突発的にチャットに呟いていくのもまた楽しいはず。まさにウォッチパーティ向けの作品といえる。

https://twitter.com/senkesu5/status/1340304661547372545?s=20

今回は連続ドラマに絞って紹介したが、映画やアニメなど、みんなで分かち合いたい作品はまだまだ無数に存在する。最新作をいち早く観たり、1人だとなかなか踏み出せない名作や長時間映画にみんなで挑戦したり。マーベル映画などをガチファンに解説してもらいながら観るのも面白そうだ。ドラマの楽しみ方は無限大、素敵な映像観賞ライフを!

文・作品セレクト SYO

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1987年福井県出身。映画ライター、編集者。映画・アニメ・ドラマを中心に、本や漫画、音楽などエンタメ系全般のインタビューやコラムなどを執筆するほか、トークイベント・映画情報番組にも出演。

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