
◆第95回センバツ高校野球大会第1日 ▽1回戦 北陸1―4高知(18日・甲子園)
2年連続の聖地で、高知が春20勝を挙げた。1点を先取された直後の2回2死一、二塁で、先発の辻井翔大投手(2年)が左越え適時三塁打。公式戦初安打で逆転すると、その後は得意のカットボールで北信越王者を圧倒した。5日前に知らされた公式戦初先発のマウンドで7回1/3を6安打1失点。辻井は「先発として、長いイニングをしっかり投げられたというのは、1つ評価していいところだと思う」とうなずいた
2年生右腕は、阪神・森木にあこがれて高知に進学した。小学校時代にはピッチングを見てもらったこともあるといい、「(森木は)小学校の頃からずば抜けていたというか。体も大きかったですし、自分もああいう選手になりたいと思ってやってきた」と背中を追う。
その森木は、試合後に自身のインスタグラムで母校の初戦突破をお祝いするストーリーを投稿。先輩の後押しも受け、次戦は秋季近畿大会8強の履正社に挑む。