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大ヒットアニメ「呪術廻戦」主演声優・榎木淳弥さんが語る、主人公・虎杖悠仁の人物像と見ごたえある名場面

大ヒットアニメ「呪術廻戦」主演声優・榎木淳弥さんが語る、主人公・虎杖悠仁の人物像と見ごたえある名場面

  • @DIME
  • 更新日:2021/07/22
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「正しい死とは何か?」という問いに向き合いながら成長していく虎杖悠仁。好演しているのは、数々の話題作で活躍している榎木淳弥さんだ。虎杖悠仁の人物像とともに、ほかのキャラクターとの掛け合いで印象に残るシーンを挙げてもらった。

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虎杖悠仁役  榎木淳弥さん
アトミックモンキー所属。『はたらく細胞BLACK』赤血球〈AA2153〉役、『SSSS.DYNAZENON』麻中蓬役、『機動戦士ガンダムNT』ヨナ・バシュタ役など、数々のアニメ作品における主役やメインどころを演じている。

──ご自身が演じられている虎杖悠仁についてお聞かせください。

榎木 序盤でいきなり死刑が確定して「今すぐ死ぬか」「人を助けて死ぬか」みたいな選択を迫られるんですけど、どちらにしても死ぬのであれば最後に何かを残したいと思う気持ちが共感できますよね。虎杖としては「みんなを助けたい」と。例えば、第4話の少年院におけるエピソードでは「犯罪者であっても助けたい」「殺したくない」という虎杖の思いを大切に「絶対に助ける」みたいな気持ちを(演じるうえで)意識しました。

──虎杖の行動原理には、第1話の「オマエは強いから、人を助けろ」という祖父の遺言が関係しています。祖父との別れのシーンは、どう演じられたのでしょうか?

榎木 (悠仁の)祖父の死は、いきなりではなく、覚悟があったと思うんです。家族なので、病状とかもわかっているでしょうし。予感しているところからだったので、大きく取り乱すことはなく、ある程度、状況を受け入れている。それだけに祖父と接する時は、あえて普段どおりに接したいと思う虎杖の気持ちは、すごく共感できました。僕の祖母もいい年齢なので、ある程度、覚悟する気持ちは自分と通じるところがありますね。

虎杖は直情的ではなく冷静かつ理知的な人物

──そんな虎杖について、第1話を視聴された感想は?

榎木 結構、子供っぽい感じですよね。アニメの絵は原作より少年っぽさがあるなと。特に第1話は、呪霊と向き合う前の段階なので、まだ精神的には幼いという印象を受けました。

──呪術師としての経験を徐々に積んで成長していく虎杖を、演者としてどう見ていましたか?

榎木 かなり冷静で理知的なキャラクターだと思います。戦闘のシーンやモノローグでは相手をしっかりと分析していますし。相手の心を慮る発言もあり、意外に直情的ではないんですよね。

──思慮深い虎杖をはじめ、作品に登場するキャラクターのセリフが様々な伏線をはらんでいるのも、『呪術廻戦』の魅力ですよね?

榎木 そうですね。「これを聞いたから、こう言ってるんだ」みたいなつながりが、とても綿密。演者としても、しっかりと台本を読んでいないとわからなくなってしまうところがあって。セリフの意図を汲み取って、つながりを理解していくのは楽しかったです。

様々なキャストから刺激を受けたアフレコ現場

──作品には、虎杖のほかにも魅力的なキャラクターが多数登場します。各々のキャストが集まるアフレコ現場は、どのような雰囲気だったのでしょうか。

榎木 お互いの芝居に刺激を受けて〝高め合う〟感じがありました。例えば、島﨑信長さんが演じる真人(まひと)を見たことが、彼に対して憎しみを抱く虎杖の演技につながるとか。演技に関して言葉を交わすことは少なく、演じる姿から熱意が伝わってくる……という現場だったと思います。

──虎杖を演じるうえで、心がけていることはありますか?

榎木 虎杖に限らず「自分が実感できる気持ちを出す」ことを、常に意識しています。あえて声や感情を作りすぎず、あまり熱くならないように自然体でいようと。どんな作品でも日常の延長に物語があると思っていて、視聴者の皆さんの日常に則った感情に訴えかけることを大切にしています。例えば「元気なキャラクターであれば、こんな声」みたいな〝アニメのお約束〟ってありますよね。それを否定するわけではないんですけど、大げさになりそうな時はなるべく抑えるとか。自分は違う方向性でやっていこうとしています。『呪術廻戦』はすごく人気のある作品だったので、この作品でも演技に対する自分の姿勢を大事に〝媚びない〟ことを意識していたんです。結果「ちゃんとがんばれば周囲は受け入れてくれる」「もっとやれるな」ということがわかりました。ただ、まだセリフを身構えて言ってしまっているところも否めず「芝居ではない」「芝居にしない」ことを突き詰められると思っています。

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東京都立呪術高等専門学校の1年生3人は、過酷な任務を乗り越えた末、1級呪術師に推薦される。各々の成長を感じさせるとともに、今後の活躍を期待させる演出で第24話は幕を閉じた。

東京都立呪術高等専門学校

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1年 虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)
特級呪物「両面宿儺の指」を喰い、呪いの王・両面宿儺と肉体を共有したことから、呪いをめぐる戦いに身を投じることになった少年。両面宿儺の猛毒に耐えうる器、千年生まれてこなかった逸材でもある。驚異的な身体能力の持ち主。

■ 榎木さんが選ぶ虎杖の名セリフ
第13話、真人との戦いの後に告げる「もう俺は負けない」は印象に残っています。〝正しい死が何かわからないけど、わかるまで負けない〟みたいな矛盾をはらんでいて、とても深いセリフだなと。それと第22話のひとりで呪いを祓おうとしていた伏黒に「友達だろ」と言うシーン。「そうか、友達だったんだ」と思いました。出会って間もないだけに、遊ぶ間柄でもなさそうですし。まあノリで言ったのかもしれないですけど。非日常の中に日常を感じられました。

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1年 伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)
1年生でありながら唯一の単独任務が許されている天才呪術師。信念は自分が大切に想う者を守ること。処刑対象虎杖が高専へと編入するきっかけとなった人物。

■ 榎木さんが選ぶ虎杖との名場面
第5話で虎杖が死ぬ時の掛け合いですね。伏黒の人間性がわかり、また虎杖を助けたことに「論理的な思考を持ち合わせていない」こともギャップがあって魅力的でした。

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1年 釘崎野薔薇(くぎさき のばら)
東北から上京してきた呪術師。閉鎖的で排他的な田舎を毛嫌いし、都会へ出るための手段として高専へ編入する。性格は勝気そのもの。

■ 榎木さんが選ぶ虎杖との名場面
第3話における釘崎の初登場シーンは、とても新鮮で楽しかった記憶がありますね。虎杖と同レベル、同じような目線の高さで言い合えるキャラクターは、釘崎以外にいないですからね。

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1年担任 五条 悟(ごじょう さとる)
虎杖たち1年生を教える呪術高専の教師。性格は軽薄でマイペースだが、自他ともに認める最強呪術師。保守的な呪術界を変えるべく、強き仲間となる後進を育成する。

■ 榎木さんが選ぶ虎杖との名場面
第2話で両面宿儺の話をしている時に「先生とどっちが強い?」と聞いた虎杖に対して、五条が「勝つさ」と答えたシーンが、カッコよかったと思います。先生としての意地のようなものを感じました。

呪術師

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七海建人(ななみ けんと)
東京都立呪術高等専門学校時代の五条の後輩で、脱サラ一級呪術師。虎杖からはナナミンと呼ばれる。呪術師としては珍しい〝大人オブ大人〟の常識人。

■ 榎木さんが選ぶ虎杖との名場面
第13話で七海が「呪術師なんですから」と虎杖を認めたところは、物語上も大事なシーンでした。(七海役の)津田健次郎さんと2人きりの収録で、やり甲斐もありましたね。

京都府立呪術高等専門学校

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東堂 葵(とうどう あおい)
在学中に1級呪術師となった、京都校の要ともいうべき存在。虎杖のことを親友(マイベストフレンド)とし、兄弟(ブラザー)とも呼ぶ。長身アイドル・高田ちゃんを激推し!

■ 榎木さんが選ぶ虎杖との名場面
虎杖と東堂が共闘する第19、20話では、2人の掛け合いや攻撃のテンポ感が合うように、東堂役の木村昴さんの声を聴きながら調整したほか、殴る時の重みや速さなども木村さんとすり合わせをしました。とてもいいシーンになったと思っています。

取材・文/前田 久、桑木貴章 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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